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渡邊雄太も舌を巻く18歳の逸材「日本人では珍しい」 瀬川琉久がプロ初先発で見せた“安心感”

バスケットボールの「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 B1リーグ戦」は16日、第32節が行われ、千葉ジェッツが本拠地ららアリーナ東京ベイで宇都宮ブレックスに85-79で勝利した。18歳のルーキー瀬川琉久がプロ初の先発出場。出場25分17秒で8得点を記録した。MVP経験者にも果敢に立ち向かう姿勢を指揮官や同僚が絶賛。NBAで6季プレーした渡邊雄太も日本人離れしたメンタルに舌を巻いた。

宇都宮ブレックス戦でボールを運ぶ瀬川琉久【写真:B.LEAGUE】
宇都宮ブレックス戦でボールを運ぶ瀬川琉久【写真:B.LEAGUE】

りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 B1リーグ戦

 バスケットボールのBリーグは16日、第32節が行われ、千葉ジェッツが本拠地ららアリーナ東京ベイで宇都宮ブレックスに85-79で勝利した。18歳のルーキー瀬川琉久がプロ初の先発出場。出場25分17秒で8得点を記録した。MVP経験者にも果敢に立ち向かう姿勢を指揮官や同僚が絶賛。NBAで6季プレーした渡邊雄太も日本人離れしたメンタルに舌を巻いた。

 一歩も引かなかった。15試合目にして初先発の瀬川は序盤から果敢にリング下に切り込んだ。25分17秒の出場で8得点1アシスト1リバウンド2ブロック。守備ではMVP経験者の比江島慎、DJ・ニュービルとマッチアップする場面も。得点を許しはしたが、トレヴァー・グリーソン監督は「引き下がらない、立ち向かう姿勢は本当に素晴らしい」と臆することなく挑み続けた18歳を称えた。

 怪我から復帰初戦で13得点の渡邊も「どれだけ相手にプレッシャーをかけられても常に冷静に対応する」と瀬川の落ち着きを絶賛。「自分のところで決められたら決め返してやるというメンタルを持っている。日本人では珍しいタイプ」。大学から米国に挑戦し、NBAで6季プレーした渡邊から見ても「自分が18歳の時から考えたら信じられない。比べものにならないレベルにいる」とさえ言う。

 3月に東山高(京都)を卒業したばかり。先月まで高校生だった瀬川に対する渡邊の信頼は厚い。「彼がボールを持っていれば何かしらアクションを起こしてくれるという安心感を18歳にしてすでに持っている。本当に凄い」。同じ年齢の時はコンビニでバイトしていたという31歳のベテラン原修太も「メンタルが18歳じゃない。いい意味で本当に生意気というか、自分でやりたがる感じがすごくいい」と積極性を評価する。

 失敗した後にあえてピックを使って攻めることも。2023年ワールドカップ日本代表の原は「ミスしたら多分出られなくなる。そこをやれる気持ちの強さ、それを決め切るスキルの高さは18歳に見えない。もっともっと尖っていってほしい」と大型新人のさらなる成長を期待した。1月に特別指定選手としてプロ契約。以降、国内トップの舞台で急速に経験を積み重ねる18歳の可能性は計り知れない。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)



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