菊池雄星が「エンゼルスに必要だったエースだ」 低迷エ軍で奮闘、MLB122発大砲もバットを出せない1球
米大リーグ・エンゼルスの菊池雄星投手が15日(日本時間16日)、敵地レンジャーズ戦に先発登板。6回1失点の内容も味方の援護なく3敗目を喫したものの、力投が光った。米投球分析家は、2回に2奪三振した投球に脚光を当て、MLB通算122発大砲も手が出ない制球力に米ファンから反響が寄せられている。

敵地レンジャーズ戦
米大リーグ・エンゼルスの菊池雄星投手が15日(日本時間16日)、敵地レンジャーズ戦に先発登板。6回1失点の内容も味方の援護なく3敗目を喫したものの、力投が光った。米投球分析家は、2回に2奪三振した投球に脚光を当て、MLB通算122発大砲も手が出ない制球力に米ファンから反響が寄せられている。
切れ味鋭い投球が冴えわたった。2回、菊池が対峙したレンジャーズの先頭打者はメジャー通算122発の右の強打者アドリス・ガルシア。カウント1-2で迎えた4球目、94.9マイル(約152.8キロ)の速球を低めのインコースに投じた。膝元のストライクゾーンいっぱいに決まり、ガルシアのバットは出ず、見逃し三振に仕留めた。さらに1死二塁からヨナ・ハイムには外角いっぱいのストレートで3球三振に斬った。
すると「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家ロブ・フリードマン氏がXで「ユウセイ・キクチの2回の2奪三振」と綴り、その場面に脚光。X上では米ファンからは「シャープだ」「キクチは、3年契約した理由を見せつけている」「彼はエンゼルスが必要としていたエースになっているな」「素晴らしい投球だ」「キクチは好調だな」といった賛辞が相次ぐなど、反響が広がっている。
3600万ドル(約53億円)の3年契約で近年低迷しているエンゼルスに加入した菊池。この日は6回3安打1失点6奪三振の好投も味方の援護なく今季3敗目(0勝)を喫したが、登板4試合中3試合でクオリティ・スタートをマークするなど安定感を発揮している。
(THE ANSWER編集部)