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日本人出場大会で優勝した31歳の波乱万丈人生 5打差逆転V、「有罪判決」もあった過去を英報道

海外男子ゴルフ、アジアンツアーとオーストラリアツアー共催のニュージーランドオープンは2日にミルブリックリゾート(6961ヤード、パー71)で最終ラウンドが行われ、2位から出た31歳のライアン・ピーク(豪州)が通算23アンダーで優勝した。ここまで紆余曲折があり、波乱万丈の人生だったことを英メディアが報道。「元ギャングメンバーで囚人だった」という過去からの復活ストーリーを伝えている。

ニュージーランドオープンで優勝したライアン・ピーク【写真:Getty Images】
ニュージーランドオープンで優勝したライアン・ピーク【写真:Getty Images】

海外ゴルフ・NZオープン

 海外男子ゴルフ、アジアンツアーとオーストラリアツアー共催のニュージーランドオープンは2日にミルブリックリゾート(6961ヤード、パー71)で最終ラウンドが行われ、2位から出た31歳のライアン・ピーク(豪州)が通算23アンダーで優勝した。ここまで紆余曲折があり、波乱万丈の人生だったことを英メディアが報道。「元ギャングメンバーで囚人だった」という過去からの復活ストーリーを伝えている。

 初日に67とまずまずのスタートを切ったピーク。2、3日目に64の好スコアを揃えて2位で最終ラウンドを迎えると、首位だったコ・グンテク(韓国)との5打差を逆転して勝利をつかんだ。英公共放送「BBC」は「元バイカーギャングのメンバーが優勝で全英オープン出場権を手に」との見出しで報道。「元オーストラリアのバイカーギャングのメンバーで、囚人だったライアン・ピークは、ニュージーランドオープンで優勝し、今年の全英オープンの出場資格を得た」と伝えた。

 記事では「21歳の時、彼はバイカーギャング『レベルズ』の一員で、重度の暴行により懲役5年の判決を受けたが、ゴルフに集中することが人生を好転させたと語る」と、ピークの経歴を紹介。その中で「ああ、今は言葉が出ない。(この優勝は)人生を変えるものだ」「とんでもないストーリー、とんでもない瞬間だ」といったピークの談話を紹介した。

 衝撃的な過去を持つピーク。「若い頃、将来有望なゴルファーだったピークは、刑務所でコーチのリッチー・スミスから連絡を受け、釈放後に再びクラブを持つように励まされた」と記事では服役中の様子も触れている。有罪判決を受けており、今大会に向けての渡航手続きが遅れたため、出場も危ぶまれた中での勝利だったようだ。

「これが今の俺の仕事だ。ここにいて、ただゴルフがしたいのさ」と語ったピーク。今大会の優勝で7月の海外メジャー・全英オープン(北アイルランド・ロイヤルポートラッシュGC)の出場権も獲得した。今後、渡英に向けても渡航許可が必要というが、人生を劇的に変えた男は復活ロードを歩み始めた。

 今大会には多くの日本人選手が出場。比嘉一貴(フリー)はわずか1打及ばず、2位だった。石川遼(カシオ)は72で回り決勝ラウンド進出者では最下位の68位だった。

(THE ANSWER編集部)

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