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東京マラソン、車いすレースの充実に課題 日本人V2の裏で「強い選手集まらず…」背景に賞金200万円の安さ

背景に賞金の安さ、ロンドンマラソンは健常者と同額に引き上げ

 有力選手が出場しないのには、賞金額の低さもある。エリートマラソンの優勝賞金は男女とも1100万円なのに対し、車いすは200万円。大会記録もマラソンの300万円と比べて、車いすは20万円とケタが違う。車いすレースディレクターの副島正純氏は「(円安の影響を受ける)日本円ですし、選手からも言われます」と賞金の安さを認めた。

 同じワールドマラソンメジャーズのロンドンマラソンでは昨年、車いすマラソンの優勝賞金を健常者と同じ5万5000ドル(約830万円)に引き上げた。「ロンドンが上がったりする中で、選手を集めることができていないのは事実」と副島氏も話した。

 有力選手を出場させるには、賞金額のアップが近道。車いすマラソンのトップ選手として世界で活躍した副島氏は「大会に出る時に賞金は大きな刺激。東京マラソンとして努力しなければいけない。頑張りますとしか言えないが、前向きに努力していきたい」と、車いすレースの充実を目指して話していた。(荻島 弘一)

(THE ANSWER編集部)



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