フィギュア伝説的人物の訃報に広がる悲しみ「器の大きいお方でした」 羽生結弦も追悼「決して忘れません」
フィギュアスケート男子で五輪連覇を達成したディック・バトン氏(米国)が現地30日、米ニューヨーク州で死去した。95歳だった。複数の海外メディアが報じ、ネット上では日本のフィギュアファンも反応。悲しみが広がっている。

ディック・バトン氏が死去
フィギュアスケート男子で五輪連覇を達成したディック・バトン氏(米国)が現地30日、米ニューヨーク州で死去した。95歳だった。複数の海外メディアが報じ、ネット上では日本のフィギュアファンも反応。悲しみが広がっている。
バトン氏は1948年のサンモリッツ大会、1952年のオスロ大会で五輪連覇を達成。世界選手権で5度優勝し、世界殿堂入りも果たした伝説的なスケーターだ。羽生結弦さんが2018年の平昌五輪で、バトン氏以来となる66年ぶりの連覇を達成した際には、自身のXで「ブラボーハニュウ、記録は並ばれるためにあるものだ」と粋な祝福を送っていた。
米紙「ワシントン・ポスト」が「五輪のスケートチャンピオンでテレビ解説者のディック・バトン氏が95歳で死去」との見出しで訃報を伝えるなど、複数の海外メディアが報道。X上の日本人ファンからは「こんな悲しいことあるか」「本当に器の大きい御方でした」「バトンさん、安らかに……」と悲しみの声が上がっている。
羽生さんは自身のXで「同じ世界にいられてどれほど幸せだったか、決して忘れません。あなたが残した言葉、人柄、そして『フィギュアスケート』を決して忘れません」と英語で追悼した。引退後は解説者として活躍するなど、長らくスケート界を牽引してきたバトン氏。その存在感は海外のみならず、日本でも大きいものだった。
(THE ANSWER編集部)