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1014億円契約でも“薄給” 大谷翔平の価値を米メディア指摘「球界に1462億円以上もたらす」

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は昨冬、10年総額7億ドル(約1014億円=当時)という世界のプロスポーツ史上最大の契約を結んでドジャース入りした。そしてシーズンでは史上初の「50本塁打&50盗塁」に到達し、数字を「54-59」にまで伸ばしてレギュラーシーズンを終えた。大谷が周囲に提供した価値を考えれば、1014億円すら激安だという指摘が米メディアから相次いでいる。

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

今や野球界の顔となった大谷

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は昨冬、10年総額7億ドル(約1014億円=当時)という世界のプロスポーツ史上最大の契約を結んでドジャース入りした。そしてシーズンでは史上初の「50本塁打&50盗塁」に到達し、数字を「54-59」にまで伸ばしてレギュラーシーズンを終えた。大谷が周囲に提供した価値を考えれば、1014億円すら激安だという指摘が米メディアから相次いでいる。


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 米スポーツ専門局「FOXスポーツ」は「ショウヘイ・オオタニ:どういうわけか低賃金な7億ドル男」という記事を掲載し「大谷は年間7000万ドル(約102億円)を稼ぎ、そのうち200万ドル(約2億9200万円)だけを受け取って課税され、残りは後払いとされている」と特異な契約体系を紹介した。その上で「この30歳ほど一つのリーグにとって重要な選手は、スポーツ界にはいないからだ」と、低賃金だと断じる理由を述べている。

 N FLやN BAでは、一人の選手だけが競技の圧倒的な顔となっているケースはないとし「大谷が打撃と投球の両方で突き抜けた能力を見せた時、あるいは今季、打撃と盗塁で同等の優れた能力を見せた時、それはMLBにとって夢の実現だった」と、大谷の活躍が球界に与えたインパクトの大きさを伝えた。

 続けて「しかし、賃金が低すぎる? その通り。7億ドルのことは忘れて、オオタニは野球界全体に10億ドル(約1462億円)の無形の価値をもたらすだろうか? 間違いなくもたらすだろう、10億ドル以上にね」と、大谷は年俸総額をはるかに超える価値を球界にもたらすとしている。

 また米スポーツメディア「ブリーチャー・レポート」も、今季の大リーグ各球団を振り返る記事の中で「ロサンゼルス・ドジャース:ショウヘイ・オオタニは低賃金」と紹介している。

「ドジャースは今後10年間でショウヘイ・オオタニに7億ドルを支払うという面倒な義務がある。ただ実際、今後20年間で現代の通貨の価値は……」とし、時を経れば通常、通貨の価値は下落していくと指摘。その上で「ああ、まあいい。この話は終わったことだ。ドジャースはオオタニに十分な賃金を支払っていないことを信じてくれ」としている。

(THE ANSWER編集部)


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