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ド軍新人が2回5失点KO…それでもロバーツ監督は「綺麗さっぱり忘れよう」 ベンチで伝えた期待の言葉

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、敵地ブレーブス戦に「1番・DH」で先発出場し、4打数無安打、チームも2-6で敗戦した。先発した27歳の新人右腕ランドン・ナック投手が2回7安打2四球、5失点で4敗目(2勝)。「自分の仕事ができなかった」と下を向いたナックに、デーブ・ロバーツ監督は優しい言葉をかけた。

敵地ブレーブス戦に先発出場したランドン・ナック【写真:ロイター】
敵地ブレーブス戦に先発出場したランドン・ナック【写真:ロイター】

27歳のナックは2回5失点でKO

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、敵地ブレーブス戦に「1番・DH」で先発出場し、4打数無安打、チームも2-6で敗戦した。先発した27歳の新人右腕ランドン・ナック投手が2回7安打2四球、5失点で4敗目(2勝)。「自分の仕事ができなかった」と下を向いたナックに、デーブ・ロバーツ監督は優しい言葉をかけた。

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 初回、2番ソレアから3連打を浴び、先制点を許したナック。なおも1死二、三塁とピンチが続いたが、5番ダーノウ、6番ラウレアーノを抑え、最少失点でしのいだ。しかし2回、先頭のアルシアを歩かせると、続くウルシェラに2ランを被弾。さらに1死一塁からソレアにも左翼席に放り込まれた。「今日はキレてなかったね。直球がうまくいかず、打者を有利にさせてしまった」と反省を口にした。

 2回7安打2四球で5失点。球数は64球だったが、3回からは救援投手にマウンドを譲った。「自分の仕事ができなかった。難しい状況にしてしまった」。先発投手として役割を果たせなかったことを悔やんだ。ロバーツ監督は「立ち上がりは良かったと思ったが、初回の後、2回は制球が乱れていた」と指摘。降板後の27歳のルーキーにかけた言葉を明かした。

「ベンチで彼に伝えたのは、『こういうこともある。良くない試合だったから、綺麗さっぱり忘れよう』ということ。全体的に見て、今季の彼のパフォーマンスは素晴らしい。たまにある、制球が良くない日だったというだけだ」

 2020年ドラフト2巡目でドジャースに入団したナックは今年4月17日(同18日)にメジャーデビュー。今季はここまで12試合に登板(10先発)し、2勝4敗、防御率3.70の成績を残している。ドジャースは現在、グラスノー、ストーン、カーショー、ゴンソリンら先発投手陣が負傷者リスト入り。ビューラーが防御率5.95、ミラーが8.17と10月のプレーオフに向け、ローテーションに不安を抱えている。

 今後の登板内容次第では、ナックがプレーオフの舞台で先発する可能性があると指揮官は示唆。ドジャース投手陣の救世主になることができるか。苦い経験を味わったルーキーは、「未来のことを考えすぎると、現在にとって良いことはない。毎日を一貫性をもって過ごし、今日のような日から、すばやく調整していくことだね」と一歩一歩成長していくことを誓った。

(THE ANSWER編集部)


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