那須川天心、世界挑戦へ「まずは切符を獲らないと」 初のタイトル戦、SNS批判が減り「寂しいな」
懐疑論一蹴で「SNSでもあまり言われなくなっちゃった」
自身の試合以外の7つが世界戦。興行ポスターやこの日の写真撮影は端に立つことになったが、「世界王者をバーっと並べたからといって目立つかというとそうでもない。僕だけ違うことをプラスに捉える」と前向きだ。
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これまでネット上を中心に実力に懐疑的な声があったが、前戦の圧勝で払拭。かねて外野の声を全く気にしなかった神童。今は「SNSでもあまり言われなくなっちゃった。寂しいなと。もうちょっと言ってほしい」と冗談を飛ばした。「天心って強い、倒せるというベースになったと思う。だから気を引き締めるし、まぐれと思われないようにしたい」と力を込めた。
相手のアシロは「Gladiator(戦士)」の愛称を持つ9戦全勝(4KO)の強豪。7月にWBOオリエンタル王座を獲得した。那須川は「カウンターを狙ってくるタイプ」と警戒した。ド派手に目立つことは忘れない。
「まずは世界戦を並べてお客さんがどう反応するか。ショーじゃなくて祭りにしないといけない。一人ひとりが盛り上げるという自負が必要だし、それは自分が一番持っている。ボクシングの魅力はめちゃくちゃありますよ。伝統があるし、敷居が高い。京都みたいな感じ。だから好き。それに則ってやるのが大事」
興行名はこれまでの「Prime Video presents Live Boxing」から「Prime Video Boxing」に改称され、第10弾として行われる。日本はもちろん世界でも画期的な興行となる。
【10月13日の対戦カード】
▽WBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
王者・井上拓真(大橋)
VS
同級3位・堤聖也(角海老宝石)
▽WBC世界フライ級王座決定戦12回戦
同級1位・寺地拳四朗(BMB)
VS
同級2位クリストファー・ロサレス(ニカラグア)
▽WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦
王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)
VS
同級15位タナンチャイ・チャルンパック(タイ)
▽WBO世界ライトフライ級王座決定戦12回戦
同級1位・岩田翔吉(帝拳)
VS
同級2位ハイロ・ノリエガ(スペイン)
【10月14日の対戦カード】
▽WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
王者・中谷潤人(M.T)
VS
同級1位ペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)
▽WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦
王者・田中恒成(畑中)
VS
同級5位プメレレ・カフ(南アフリカ)
▽WBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦
王者アンソニー・オラスクアガ(米国)
VS
同級1位ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)
▽WBO・APバンタム級王座決定戦10回戦
同級1位・那須川天心(帝拳)
VS
同級2位ジェルウィン・アシロ(フィリピン)
(THE ANSWER編集部)