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大谷翔平“幻の1試合2発”に指揮官無念 データは90%本塁打「中飛の弾道と打球速度は…」

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、シカゴで行われたカブス戦に「2番・DH」で先発し、5回の第3打席で2試合連続となる2号2ランを放った。右手1本でとらえた打球が、切れずに右翼ポールを巻くというパワーと技術の詰まった一撃。そして8回の打席で記録した中飛についても、本塁打になる可能性が高かったという指摘が相次いでいる。

カブス戦で今季2号を放ったドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】
カブス戦で今季2号を放ったドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

カブス戦で2試合連続の2号も…2本塁打していたはずだった?

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、シカゴで行われたカブス戦に「2番・DH」で先発し、5回の第3打席で2試合連続となる2号2ランを放った。右手1本でとらえた打球が、切れずに右翼ポールを巻くというパワーと技術の詰まった一撃。そして8回の打席で記録した中飛についても、本塁打になる可能性が高かったという指摘が相次いでいる。


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 リグレー・フィールドに初登場した大谷は5回無死一塁、右腕ヘンドリクスのチェンジアップをうまくとらえた。打球は高々と上がり右翼ポール際へ着弾。そして、多くの関係者が注目したのが8回2死で迎えた第5打席の中飛だ。フルカウントからの6球目、右腕メリウェザーの甘いスライダーをとらえた打球は中堅へ飛び、ベリンジャーのグラブに収まった。

 米カリフォルニア州地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」公式Xが公開した試合後会見によると、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「ショウヘイは良いスイングをしていた。センターへのフライとなった打球ですら、弾道と打球速度からは本塁打になり得るものだった。しかし、向かい風だったんだ」と無念を口にしている。

 またドジャース公式ブログ「ドジャース・インサイダー」公式Xもロバーツ監督の発言を伝え、さらに「向かい風だった。打球速度110.2マイル(約177.3キロ)で打球角度は36度。スタットキャストが計測開始してから同様の打球は20球。そのうち18球が本塁打になっている」と“幻の一発”について指摘している。

 公式スコアには、時速15マイル(=秒速6.7メートル)の風が左翼方向から吹いていたとの記録が残る。風の街と呼ばれるシカゴの名物に阻まれ、アーチを1本損した格好だ。

(THE ANSWER編集部)

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