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大谷に知られず6.8億円の電信送金は「不可能に近い」 米経済誌、水原氏の騒動に投げかけた疑問

米大リーグ・ドジャースは20日の開幕戦後に、大谷翔平投手の通訳を長年務めてきた水原一平氏を解雇した。米国の複数メディアが、水原氏の巨額の不法賭博への関与を伝え、借金を返済するために大谷の口座から窃盗を働いたという疑惑もある。24日(日本時間25日)には米国の経済紙「フォーブス」がこの問題を独特の視点で伝えた。高額な電信送金を、水原氏が大谷の口座から行うのはほぼ不可能だというのだ。

水原一平氏(右)と大谷翔平【写真:ロイター】
水原一平氏(右)と大谷翔平【写真:ロイター】

経済紙「フォーブス」が伝えた水原氏違法賭博疑惑の争点

 米大リーグ・ドジャースは20日の開幕戦後に、大谷翔平投手の通訳を長年務めてきた水原一平氏を解雇した。米国の複数メディアが、水原氏の巨額の不法賭博への関与を伝え、借金を返済するために大谷の口座から窃盗を働いたという疑惑もある。24日(日本時間25日)には米国の経済紙「フォーブス」がこの問題を独特の視点で伝えた。高額な電信送金を、水原氏が大谷の口座から行うのはほぼ不可能だというのだ。


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「ショウヘイ・オオタニがこの賭博スキャンダルで潔白なままでいるのが難しい理由」という記事で伝えている。「オオタニの法律チームは彼が窃盗の被害者であり、今週になるまで資金が減っていることを知らなかったと主張している。それは本当かもしれないし、本当じゃないかもしれない。しかし、それが唯一、彼が潔白でいられる都合のいいシナリオだ」と指摘した。

 大谷は世界的な人気を誇る選手で「リーグはこのスキャンダルが可能な限り静かに消え去ることを望んでいるだろうが、ことの重大さと起こりうる結果を考えれば、その願いが叶えられるかは疑わしい」と指摘している。なぜかと言えば、「MLBルール21(d)(3)」の存在だ。「違法な胴元や、違法な胴元の代理人を介して賭けをした選手、審判、球団やリーグの関係者や職員は、事実や行為の状況などを鑑みた上で、コミッショナーが妥当とみなすペナルティの対象となる」と、球界関係者と違法賭博の関わりを厳しく処罰するとしている。

 米スポーツ専門局「ESPN」の報道によれば、水原氏は20日の開幕戦の前に応じた同局のインタビューの中で、昨秋大谷が水原氏が違法ブックメーカーに対して抱えた借金の“肩代わり”に同意し、2人で大谷のコンピューターで大谷の銀行口座にログイン。数か月に渡って50万ドル(約7500万円)の送金を8~9回行ったという内容を口にしている。

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