日本のお菓子論争がNBA上陸「美味しいね」「もう一つ食べたい」 F1&WBCでも注目の国民的逸品
2023年も残すところあとわずか。今年もスポーツ界では様々な名場面が生まれたが、国際大会などで海外選手、関係者から日本製品への好評の声も多数集まった。「スポーツ界で愛されたメイド・イン・ジャパン」と銘打ち、話題になった製品・商品を扱う企業に反響や好評の理由について取材した。第3回はNBAやF1など幅広い競技で“あの論争”を起こしたお菓子について。
スポーツ界で愛されたメイド・イン・ジャパン
2023年も残すところあとわずか。今年もスポーツ界では様々な名場面が生まれたが、国際大会などで海外選手、関係者から日本製品への好評の声も多数集まった。「スポーツ界で愛されたメイド・イン・ジャパン」と銘打ち、話題になった製品・商品を扱う企業に反響や好評の理由について取材した。第3回はNBAやF1など幅広い競技で“あの論争”を起こしたお菓子について。
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まずはNBA。ウォリアーズの日本語版公式Xが公開した食べ比べ動画には、明治の人気商品「きのこの山」と「たけのこの里」が登場。ダリオ・シャリッチは「味はだいたい同じだけど、きのこの方が好きだな」と笑顔だ。その後もきのこ派優勢で推移し、最後はロン・アダムスACが「つまり論点は食感なんだと思うよ」「もう一つ食べたいね。なぜならクリスピーだからね」と語り、7対3できのこ派多数となった。
日本でも沸き起こる「きのこたけのこ論争」が海外アスリートにも広がり、「論争がNBAまで」などとファンの間でも話題に。他にも9月に開催されたF1・日本GPでは、マクラーレンのオスカー・ピアストリがきのこの山を手にする動画をチーム公式Xが公開し「きのこ派大勝利やろ!」などと注目を集め、野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ではチェコ代表が両製品を手にする姿が動画で公開されていた。
この海外選手たちの評価を、実際に明治の「きのこの山」「たけのこの里」の担当者に取材。「日本で長年愛されているきのこの山、たけのこの里が海外の方にも評価頂けること、大変うれしく感じています」と喜び、アスリートたちのSNS投稿については「日本を飛び越えて、多くの方へ知って頂く機会となった」と感謝した。
なぜこれほどウケたのか。推測できる理由を尋ねると、小粒でかわいらしいユニークな形や次々に食べ進んでしまう繊細な品質など、複合的な独自要素が歴史によって積み上げられたことが挙げられるという。日本では「きのたけどっち派?」の面白い論争が自然発生するコミュニケーションツールの一面もあり「日本ならではのものとして興味を持っていただいたと感謝しています」とした。
11月にはきのたけグローバルサミットを開催し、世界各国で「どっち派?」旋風を巻き起こすグローバル総選挙を実施する計画も宣言。「おいしさの提供だけではなく、消費者が商品を通じてきのこ愛、たけのこ愛を熱く語れ、たわいもない会話で笑顔が生まれる『たのしさ』も提供できればと考えています」と担当者は願っていた。
(THE ANSWER編集部)