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大谷翔平の交渉巡る“口止め騒動”は「馬鹿げている」 噂を代理人が完全否定、明かした真実とは

10年総額7億ドル(約1014億円)という巨額契約でドジャース入りを決めた大谷翔平投手の各球団との交渉過程は、情報がほとんど外に漏れなかった。代理人のネズ・バレロ氏が“かん口令”を敷いているとの見方もあったほどだ。そのためドジャースのデーブ・ロバーツ監督が大谷との面会を明かした際には大騒動となったが、全てが終わった今、バレロ氏は「馬鹿げている」とこの大騒ぎへの感想を語っている。

ロバーツ監督(左)と大谷翔平【写真:ロイター】
ロバーツ監督(左)と大谷翔平【写真:ロイター】

ロバーツ監督、大谷との面談を最初に明かし一時は大騒動に

 10年総額7億ドル(約1014億円)という巨額契約でドジャース入りを決めた大谷翔平投手の各球団との交渉過程は、情報がほとんど外に漏れなかった。代理人のネズ・バレロ氏が“かん口令”を敷いているとの見方もあったほどだ。そのためドジャースのデーブ・ロバーツ監督が大谷との面会を明かした際には大騒動となったが、全てが終わった今、バレロ氏は「馬鹿げている」とこの大騒ぎへの感想を語っている。


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 騒動が起きたのは5日(日本時間6日)だ。大リーグ各球団の首脳や選手の代理人が集まるウインターミーティング会場で、ロバーツ監督は大谷とドジャースタジアムで会談したと認めた。大谷側の動きに関する具体的な情報が出てくるのは、これが初めてだった。ただその後ドジャースのブランドン・ゴームズGMは、ロバーツ監督の発言に「驚いた」と口にし、この件について問われても「話すことはない」の一点張り。ロバーツ監督は、大谷側が敷いた交渉経過へのかん口令に反したのではないかと見られていた。

 ところが、バレロ氏は実際にそうした事実はなかったという。米全国紙「USAトゥデイ」で、ボブ・ナイチンゲール記者が紹介した。記事では、8日(日本時間9日)の午後5時にバレロ氏は自宅で大谷と会い、そこでドジャースと契約したいという意思を聞かされたとしている。ドジャースは常に「交渉の最前線におり」、バレロ氏にとっては驚くことではなかったという。

 記事でバレロ氏はロバーツ監督の“口止め騒動”について「馬鹿げているよ」と率直な感想。さらに、かん口令についても「そのような言葉を私が口にしたことは決してない。彼(ロバーツ監督)はその日、正直に話してしまっただけだ。そのことは何も間違っていない」とした。

 かん口令は噂でしかなく、ロバーツ監督が率いるドジャースと契約したのが何よりの証明だという。「見てわかるように、その影響はなかったでしょう?」と振り返っている。

(THE ANSWER編集部)





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