アジア大会野球4連覇でも韓国に残る「WBCショック」 地元紙が指摘した根拠「悩みはやはり…」
国内リーグの好打者は右投左打ばかり…台湾の左腕に大苦戦
その原因として「悩みはやはり打線だ」としている。今大会の台湾戦ではオープニングラウンドで0-4、決勝が2-0と2得点しかしていないのを問題視し「若い右打者が絶対的に足りない。代表チームの選抜過程から左打ちに偏っているという指摘があり、満24歳、プロ4年目以下という制限をかけると出てくる選手がいなかった」と伝えた。
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日本戦で全打点を叩き出すなど、4番として活躍したノ・シファン(ハンファ)が唯一といっていい若手右打者だという。WBCの際に指摘された若い強打者不足には変化がない。
代表のリュ・ジュンイル監督も「韓国プロ野球には右投左打が多すぎる」と話している。記事は「右利きの選手が、プロ入りに有利だという判断で左打者に変身しようと努力する。その結果が今のような右打者不足だ」と指摘する。左打者に偏った打線は、台湾の左腕・林昱珉(ダイヤモンドバックス2A)に手を焼いた。オープニングラウンドでは6回まで無得点に封じられた。
3月の「WBCショック」以降、韓国では野球の国際競争力を引き上げなければという声が高まった。韓国プロ野球を統括するKBOはタスクフォースを立ち上げ「チームコリア レベルアッププロジェクト」を発表した。国際交流を活性化し、底辺の拡大などに注力するという内容だという。記事は「プロジェクトが成果を上げるまでにどれくらいかかるかはまだ分からない。ただ右投左打偏重という悩みは、対策を並行して進めていかなければならない」と、課題山積の状況を報じている。
(THE ANSWER編集部)