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相手選手が肘打ち→腎臓摘出、バスケW杯で悲劇のセルビア選手が明かした今「3か月は何もできない」

日本が悲願のパリ五輪出場を決めるなど盛り上がったバスケットボールのワールドカップ(W杯)で、腎臓摘出という悲劇に見舞われた選手が現状を告白した。リトアニアの専門メディア「バスケットニュース」にセルビアのボリシャ・シマニッチが語ったもので、現役続行への意欲を見せるものの「3か月は何もできない」という内容となっている。

セルビアのボリサ・シマニッチ【写真:Getty Images】
セルビアのボリサ・シマニッチ【写真:Getty Images】

リトアニアの専門メディアがシマニッチの現況を報道

 日本が悲願のパリ五輪出場を決めるなど盛り上がったバスケットボールのワールドカップ(W杯)で、腎臓摘出という悲劇に見舞われた選手が現状を告白した。リトアニアの専門メディア「バスケットニュース」にセルビアのボリシャ・シマニッチが語ったもので、現役続行への意欲を見せるものの「3か月は何もできない」という内容となっている。


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 シマニッチは8月30日にマニラで行われた南スーダンとの試合で、相手選手の肘打ちを腹部に受け途中交代。9月3日に片方の腎臓を摘出したと報じられていた。この試合最終第4クオーターが残り2分弱となったところで、ゴール下でヌニ・オモトを抑えようとしたシマニッチの腹部に肘が入った。シマニッチは崩れ落ちるように悶絶し、残り1分31秒で交代。試合は113-83でセルビアが勝利していた。

 記事はシマニッチの「本当にとても順調だ! 初めは本当にぎこちなかったけど、日に日に良くなってきている。歩いたり食べたりするようになってるから、早く回復できることを願っている」という明るい言葉を紹介。ただ手術を2回受けてからも、合併症が続いていたという。現在は改善して「怪我がこれ以上悪化する可能性はなくなった」としている。

 手術後の5日間は何も状況を知らされず「電話すら持っていなかった」。その期間が明けてから、セルビア代表に激励のメッセージを送ったのだという。シマニッチは「それが彼らの士気を高めた。彼らの勝利は私にとって大きな意味があり、私たちはこのように助け合ったんだ」と語っている。また、セルビアが自身の負傷後にドミニカ共和国とリトアニア、カナダに勝利して準優勝したことも、自身の回復を助けたのだという。

 今後については、コートに戻る意欲を持ち続けているが、回復次第としている。「今のところは、よく知らないんだ。もちろん、再びプレーする可能性はある。ただ分かっているのは、3か月間は何もできないということ。その後は腎臓を回復させる必要がある」と当面の見通しを語った。そのうえで「フィジカルテストを待っていて、それが終わればすべてが分かるだろう」と締めくくっていた。

(THE ANSWER編集部)



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