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361億円男レンドンは「史上最悪の契約に…」 今季欠場続きに「最も失望させた打者」と米メディア辛辣

米大リーグのシーズンも終盤を迎えている。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は、今季“最も失望させた”チームや選手を部門ごとに選出。打者ではエンゼルスのアンソニー・レンドン内野手が選ばれた。今オフDFA(事実上の戦力外)にするかが焦点で、そうなれば「MLB史上最悪の契約としての地位を確固たるものにするだろう」と辛辣だ。

エンゼルスのアンソニー・レンドン【写真:ロイター】
エンゼルスのアンソニー・レンドン【写真:ロイター】

ここ3年間で出場は148試合、欠場は338試合…残り契約は約171億円

 米大リーグのシーズンも終盤を迎えている。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は、今季“最も失望させた”チームや選手を部門ごとに選出。打者ではエンゼルスのアンソニー・レンドン内野手が選ばれた。今オフDFA(事実上の戦力外)にするかが焦点で、そうなれば「MLB史上最悪の契約としての地位を確固たるものにするだろう」と辛辣だ。


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 レンドンは2019年にナショナルズの世界一に貢献した後、7年総額2億4500万ドル(約361億円)という巨大契約でエンゼルス入りした。ところが今季の成績は43試合出場にとどまり打率.236、出塁率.361、長打率.318、2本塁打、22打点というもの。記事は「アンソニー・レンドンはエンゼルスでのまたしても悲惨な1年の下地を築く前に、開幕戦をやり切ることすらできなかった」と切り出している。

 何かといえば、レンドンは3月30日、オークランドで行われたアスレチックスとの開幕戦に「4番・三塁」で先発して無安打2三振に終わると、ファンのシャツをつかんでもめ事を起こした。「口論となって一撃を繰り出し、5試合の出場停止処分となった。彼はその処分に抗議しようともしなかった」とする記事は「真新しいことなどあるだろうか? 打とうとすることに失敗し、試合に欠場するのがここ3年間レンドンの代名詞になっている」とバッサリだ。

 レンドンがエンゼルス移籍後、シーズンを全うしたのは新型コロナ禍で短縮シーズンとなった2020年だけ。記事は、今季も「7月4日(日本時間5日)にすね、膝に自打球を当ててから、2か月以上負傷者リスト(IL)に入っている。これはレンドンが過去2シーズンで耐えてきた数多くの股関節、手首、臀部、膝の怪我に続くものだ」と故障続きの現状を紹介。「残りシーズン期間中に復帰しなければ、彼は2021年の開幕から数えて338試合欠場し、わずか148試合の出場のみで打率.235、13本塁打で終えることになる」と出場さえままならない現実を指摘する。

 さらに「次の3年間で1億1570万ドル(約170億5400万円)の契約が残っているこの三塁手の解雇を検討しているとエンゼルスは言っていないが、イライラしているファンやブロガーは間違いなくここ数週間、検討し続けている」とファンの心情を代弁。「もし球団がレンドンを今オフにDFAすることを選べば、MLB史上最悪の契約としての地位を確固たるものにするだろう」と言い切った。

 故障には不運という要素があるとしても、チームの戦力になれていない現状。若返りに舵を切るエンゼルスは、どんな選択をするだろうか。

(THE ANSWER編集部)



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