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19歳新星に猛抗議された35歳女子テニス選手、観客の煽りに涙の訴え「ズルをしているかのように…」

テニスの全米オープンは28日(日本時間29日)に女子シングルス1回戦が行われ、第6シードの19歳の新星コリ・ガウフ(アメリカ)が世界ランク121位のラウラ・シグムンド(ドイツ)を3-6、6-3、6-4の逆転で破り、3年連続で初戦突破を果たした。試合中、自身のサービスゲームでレシーブ態勢に入るまでに時間をかけるシグムンドのプレースタイルに対し、審判に猛抗議したことが話題となったが、欧州メディアは35歳のシグムンドの“涙の訴え”を紹介。「ズルをして勝とうとしているかのように扱った」と観客に対して不満を述べたことを伝えている。

女子シングルス1回戦に出場したラウラ・シグムンド【写真:ロイター】
女子シングルス1回戦に出場したラウラ・シグムンド【写真:ロイター】

全米オープンテニス女子シングルス1回戦

 テニスの全米オープンは28日(日本時間29日)に女子シングルス1回戦が行われ、第6シードの19歳の新星コリ・ガウフ(アメリカ)が世界ランク121位のラウラ・シグムンド(ドイツ)を3-6、6-3、6-4の逆転で破り、3年連続で初戦突破を果たした。試合中、自身のサービスゲームでレシーブ態勢に入るまでに時間をかけるシグムンドのプレースタイルに対し、審判に猛抗議したことが話題となったが、欧州メディアは35歳のシグムンドの“涙の訴え”を紹介。「ズルをして勝とうとしているかのように扱った」と観客に対して不満を述べたことを伝えている。


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 最終セットの第4ゲーム、3-0でリードしたガウフが場面で主審に詰め寄り、自身のサービスの際、シグムンドが時間をかけてペースを乱そうとしていることを指摘。その場はシグムンドに対して“お咎めなし”だったが、観客がシグムンドに対してブーイングを浴びせるなど、会場は異様な雰囲気になった。その後の第6ゲームで、タオルを取りに行ったシグムンドに対して主審はタイムバイオレーションを宣告し、ガウフにポイントを与えた。

 米スポーツメディア「ジ・アスレチック」は試合後にガウフが会見で「彼女は第1セットから時間をオーバーしていたけど私は何も言わなかった。彼女が時間をかけていることに明らかに観客も気づきはじめ、腕時計を示すようなジェスチャーとともに『タイム!』と叫ぶのが聞こえたと思う」と話したことを紹介。シグムンドのペナルティに対して「シグムンドが継続してサーブクロックをギリギリまで使っていたため、ニューヨークの観客は判定に満足したようだ」とも伝えていた。

 これに対し、欧州衛星放送「ユーロスポーツ」公式X(旧ツイッター)は試合後のシグムンドが涙ながらに行った会見の模様を公開。「会見で泣いたのは初めてだと思う」と語ったシグムンドは「家に帰って私はよくやったと思うことはできる。でも私は(その試合で)観客から何か得た? 何もない。ゼロではないかもしれないけれど、今はゼロだと感じる。ゼロ以下だともいえる。彼ら(観客)は私に酷い扱いをした。ズルをして勝とうとしているかのように扱った」と観客の振る舞いに失望した様子を見せた。

 さらに「中にはラケットを投げたり叫んだり、観客に向かって良くないジェスチャーをする選手もいるのに、私はそのいずれもしなかった。緊張感のある試合だったにもかかわらずね。ただ遅かっただけよ。それがルール上、タイムバイオレーションになるのならしょうがない」と主張。あくまで試合の中での戦略の1つだったこととしている。

(THE ANSWER編集部)



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