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「不快な振る舞い」で物議の女子テニス選手、棄権した中国選手に謝罪「傷つける意図はなかった」

女子テニス・ハンガリアンGP(ブダペスト)での「不快な振る舞い」を各方面から非難されていた地元選手が謝罪した。SNSでビデオを公開し「申し訳なく思っている」「試合後にあんなふうに祝うべきではなかった」と語っている。英紙が報じている。

張帥【写真:Getty Images】
張帥【写真:Getty Images】

ハンガリアンGPで物議

 女子テニス・ハンガリアンGP(ブダペスト)での「不快な振る舞い」を各方面から非難されていた地元選手が謝罪した。SNSでビデオを公開し「申し訳なく思っている」「試合後にあんなふうに祝うべきではなかった」と語っている。英紙が報じている。


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 問題の場面は現地時間18日の女子シングルス1回戦で起きた。地元ハンガリーのアマリッサ・トートと対戦した張帥(中国)は5-5の第1セットの第11ゲームで、ライン際の際どいアウト判定に抗議。判定は覆らず試合が続行されると、その後にトートがボール跡を足でもみ消した。張は再び抗議するも受け入れられず、客席からは野次が飛ばされた。このゲームを落とした張は、ベンチに戻るとパニック発作を訴え棄権。トートは両拳を突き上げて勝利に歓喜していた。

 一連の振る舞いが捉えられた動画がSNS上で拡散され、トートには海外記者や現役選手らから非難が殺到していた。英紙「デイリー・メール」は「ハンガリーのテニス選手アマリッサ・トートは、チョウ・スイにパニック発作を引き起こさせた物議を醸した行為について、ついに謝罪し『軽蔑するつもりはなかった』と主張」との見出しで記事を掲載。トートの謝罪コメントを伝えた。

 記事では、「一連の『不快な』行為を非難」されていたと指摘。同20日の2回戦に敗れた後に大会公式SNSで謝罪動画を公開したと説明した。その中でトートは「私のキャリア初のWTA本戦がこれほどの嵐を引き起こすとは思わなかった」と告白。「起こしてしまったことをとても申し訳なく思っている。私は選手としても人間としてもチョウ・スイを尊敬している」と語り、こう続けた。

「チョウ・スイはもちろん、誰かを軽視したり、傷つけたり、狂わせたりするのは私の意図ではなかった」「試合後にあんなふうに祝うべきではなかったことは分かっているし、申し訳ない」

 張は試合後、自身の中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」で「酷い目にあっても我慢するしかありません。我慢しなければ自制が効いていないと言われ、怒りをあらわにすれば何様だと思っているのかと言われます」などとやりきれない感情を吐露。トートは「もしチョウ・スイとゆっくり話す機会があれば、試合がこのような形で終わってしまったことを申し訳なく思っていると伝えたい」と動画の中で何度も謝罪していた。

(THE ANSWER編集部)




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