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加藤未唯の「失格を主張した」相手を痛烈批判 フランス名手「今夜なかなか眠れないことを願う」

4日に行われたテニスの全仏オープン女子ダブルス3回戦で、加藤未唯/アーディラ・スーチャディ組が第2セット途中で失格となった。加藤が返したボールが直撃してしまったボールガールが涙。謝罪するも厳しい判断が下された。男子シングルスで元世界ランキング6位のジル・シモン氏(フランス)は「最も愚かな裁定」と失格裁定を猛批判。抗議した対戦相手についても「彼女たちが眠れないことを願う」などと刺激的な言葉を並べた。

女子テニスの加藤未唯【写真:Getty Images】
女子テニスの加藤未唯【写真:Getty Images】

全仏OPでボールガールに返球が直撃

 4日に行われたテニスの全仏オープン女子ダブルス3回戦で、加藤未唯/アーディラ・スーチャディ組が第2セット途中で失格となった。加藤が返したボールが直撃してしまったボールガールが涙。謝罪するも厳しい判断が下された。男子シングルスで元世界ランキング6位のジル・シモン氏(フランス)は「最も愚かな裁定」と失格裁定を猛批判。抗議した対戦相手についても「彼女たちが眠れないことを願う」などと刺激的な言葉を並べた。


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 サラ・ソリベス=トルモ/マリエ・ブズコバ組との対戦。まさかの出来事は第2セット途中で起きた。スーチャディのリターンミスの後、加藤がボールを相手コートに返球。しかしこれがコート後方のボールガールにノーバウンドで当たってしまった。ボールガールは涙。加藤は歩みよって謝罪し、一度は警告と判断されたが、対戦相手が抗議。裁定が失格に変わり、加藤は涙を流した。

 米スポーツ専門局「FOXスポーツ」は「テニス界が笑顔のペアの『信じられないぐらい軽蔑すべき』行いに爆発する」との見出しでシモン氏の談話も紹介。「元世界6位のジル・シモンは、このノーシードのペアの行動を批判している数多くの人のうちの1人だ」などと記したうえで、シモン氏がフランス語で書き込んだツイッター投稿の内容を紹介した。

「ボールが当たるところを見てすらいないのに対戦相手の失格を主張する……彼女たちが今夜なかなか眠れないことを願うよ」

 また「彼はスーパーバイザーによる裁定は『愚かだ』とも言った」とも紹介されている。加藤組の失格判定に関してはツアー通算20勝、2度の全仏男子シングルス準Vの実績を誇るアレックス・コレチャ氏(スペイン)が「意図的ではないのは100%確かです。それほど彼女(ボールガール)を傷つけたわけでもありません」「私の意見では、この場面では彼女(加藤)を失格にするのは厳格すぎたと思います」と語るなど、擁護と失格判定に関する疑問の声が多数上がっていた。

 試合後にツイッターで賞金とポイントが剥奪となったことを報告した加藤。ティム・プッツと組んで出場した翌5日の混合ダブルス準々決勝にはストレート勝ちし、涙を流した。

(THE ANSWER編集部)





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