田淵幸一氏が回顧した西武時代の思い出「綺麗な球場になったね!」 殿堂入りセレモニーで喜び
30日にベルーナドームで開催された西武―阪神戦の試合前に、両球団で活躍したOB田淵幸一氏の野球殿堂入りセレモニーが行われた。
阪神戦前にセレモニー
30日にベルーナドームで開催された西武―阪神戦の試合前に、両球団で活躍したOB田淵幸一氏の野球殿堂入りセレモニーが行われた。
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田淵氏は通算1532安打、474本塁打、1135打点と強打の捕手として活躍。法大から1968年のドラフト1位で阪神に入団すると、1年目に22本塁打を放って新人王を獲得。1975年には43本塁打でホームラン王に輝いた。1979年からはトレードで移籍した西武でプレー。82、83年の日本一に貢献した。
田淵氏は西武球団を通じ、「感無量です。コロナの影響でパーティなどができなくなってしまって……もうすっかり忘れていた頃にこうして西武さんに声をかけていただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。また、西武・阪神の両チームの監督から祝福を受けられたのは、本当にラッキーだったなと思います。ファンの皆さまの前であいさつもできて、心の引っかかりがすっと取れました。素晴らしい賞をいただいた感動を、やっと今、実感できました」とコメントで喜びを表現した。
「この球場では6年間プレーしましたが、いろいろなことが起きたなあと思い出しながら、今日あの場に立っていました。久しぶりにドームに来たけど、本当にきれいな球場になったね! 多摩湖のほとりを見て『トレーニングで走ったなあ』と思い出していました」と現役時代の思い出を回顧。「ファンの皆さまは本当に最後まで応援してくださる。当時の声援が今でも耳に残っています。一喜一憂しながらも、ぜひ野球ファンを最後まで続けていただきたいです」と願っていた。
(THE ANSWER編集部)