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今季絶望ドイツGKノイアーの「問題は…」 休暇中のスキー事故背景をドイツ紙指摘

サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)で日本と対戦したドイツ代表GKマヌエル・ノイアーが休暇中に山などを楽しむスキーツーリング中の事故で脚を骨折。今季絶望となった。本人はインスタグラムを更新し、病床写真ともに手術成功を報告。一方でシーズン中にもかかわらず、なぜ事故のリスクもあるスキーに興じられたのか。ドイツ紙はクラブとの契約条項について取り上げている。

ドイツ代表GKマヌエル・ノイアー【写真:ロイター】
ドイツ代表GKマヌエル・ノイアー【写真:ロイター】

スキーツーリング中の事故で脚を骨折

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)で日本と対戦したドイツ代表GKマヌエル・ノイアーが休暇中に山などを楽しむスキーツーリング中の事故で脚を骨折。今季絶望となった。本人はインスタグラムを更新し、病床写真ともに手術成功を報告。一方でシーズン中にもかかわらず、なぜ事故のリスクもあるスキーに興じられたのか。ドイツ紙はクラブとの契約条項について取り上げている。

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 ノイアーは更新したインスタグラムで「みんなへ。もっといい形で年末を過ごせたはず…スキーツーリングで頭をリフレッシュさせようとしたら、下腿部を骨折してしまった。昨日手術をして成功。ドクターチームに感謝!」と怪我と手術終了を報告。「ただ、僕にとっての今季が終わってしまったことは残念だ」と無念の胸中を記し、「みんなも気をつけて! マヌエルより」と呼びかけた。ギプスで固定された右足を露わにして病床でサムアップのポーズを取る写真も掲載した。

 ドイツ国内でも当然話題になっているが、大衆紙「ビルト」は「バカンス中に重傷 ノイアーの契約にスキーの条項は入っていた?」との見出しで特集。ノイアーがなぜシーズン中にもかかわらず、事故のリスクもあるスキーに興じられたのかを取り上げた。記事では「プロサッカー選手は常にスキーの危険性を頭に入れている。所属選手に対してスキーを禁止しているクラブもあれば、自由裁量としているクラブもある」と指摘した。

 同紙の取材によると、ノイアーが所属するバイエルンは選手との契約において「危険なスポーツを行わない」という条項を盛り込んでいるという。その上で「問題は、ゲレンデコース外でやることの多いスキーツーリングが、危険なスポーツに含まれるかどうかだ」と言及した。スキーツーリングはスキー場ではなく山などを滑り、ビギナーが楽しむような整備されたゲレンデよりリスクは高いとされる。

 記事では、バイエルンにおいてはユリアン・ナーゲルスマン監督もスキーツーリング愛好家であり、元選手のアリエン・ロッベンは怪我を避けるため現役時代は我慢していたと紹介。さらに、同紙の取材で「ノイアーの契約にはスキーに関する条項は入っていなかった。今回の休暇中の行動も禁止されてはおらず、届け出の必要もない」とし、「ただ、ノイアーに傷病手当が支給されるかどうかは、保険組合が判断することになる」と報じた。

 クラブ取締役のオリバー・カーン氏は「マヌエルが負傷したという知らせには一同ショックを受けている。我々は彼に寄り添い、復帰へともに歩んでいく。彼ならこの怪我を乗り越え、変わらぬ強さでピッチに戻ってきてくれるだろう」と回復を願ったことも伝えた。

(THE ANSWER編集部)

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