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バスケ北海道、苦闘に見出す“伸びしろ” 34歳司令塔が悔やむ残り1分49秒のワンプレー

橋本竜馬が振り返る勝負の分岐点「ちょっと芸がなかった」

 2戦目の惜敗で勝負の“アヤ”となったのが残り1分49秒からのオフェンスだ。77-81と追い上げた状況で、橋本がスティールに成功。しかし彼がボールをキープしたなかで周りが上手く呼応せず、最終的には少し強引なミドルを狙うことになってしまった。


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 そのリバウンドを渋谷に奪われ、ライアン・ケリーに3ポイントを決められた。点差を詰める絶好のチャンスから、逆に7点差へと広げられてしまった。

 34歳の司令塔・橋本はこう説明する。

「もうちょっと深みのあるプレーをしたかったんですけど、ちょっと芸がなかったなと思っています。最後の3、4分は自分とショーン(・ロング)をメインにプレーしていたんですけど、あそこでもう1人くらいプレーできる選手がいたらだいぶ違った。ゲームをコントロールしながら、そう感じていました」

 試合の終盤になれば確率の高い選手、頼りになる選手へボールが集まるのは当然だ。ただ主役を活かすためにも“3人目”のスペーシングや動くタイミングが大切になる。そこも北海道の“伸びしろ”だろう。

「中に入っていくことはできていたと思うんですけど、そこからの合わせや、3ポイントなのか、カッティングなのかといった判断は、試合や練習の中で詰めていく必要がある」(橋本)

 振り返ると北海道は、2020-21シーズンまで4季連続で東地区の最下位に沈んでいた。佐古HCが就任した昨季は11チーム中9位とわずかに上がっている。今季は当然ながら、“それ以上”を狙えるはずだ。

 橋本は1試合平均11.2得点、3.7アシストとまずまずの個人成績を残しつつ、チームをコントロールするリーダーの重責を担っている。彼は自身に課せられた仕事と心構えについて、最後にこう口にした。

「佐古さんがHCになって、ガードがしっかりしないといけないということが明確化されています。責任も大きくなっています。求めている役割の中には全員が積極的に攻めるところの、バランスを取る部分もある。そのバランスをしっかり見つけていきながら、試合の流れやいろいろな部分を見ていきながら、その日の最善をその瞬間にちゃんと認知して、プレーできるような心構えを常にしています」

(大島 和人 / Kazuto Oshima)




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