大谷翔平、海外女性ファンも魅了した乱闘騒ぎの紳士的行動「嫉妬する」「ハグしてた」【前半戦の二刀流】
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手は今季、投げては9勝、打っては19本塁打で前半戦を折り返した。主力打者とエースの役割を果たしている今年、グラウンド内外で生まれた名珍場面を「前半戦の二刀流」と題して振り返る。今回は6月。MLBでは例のない投打躍動、敗戦後のベンチでの振る舞い、乱闘中の紳士ぶりなどが話題になった。
前半戦の活躍を振り返る 今回は「6月」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手は今季、投げては9勝、打っては19本塁打で前半戦を折り返した。主力打者とエースの役割を果たしている今年、グラウンド内外で生まれた名珍場面を「前半戦の二刀流」と題して振り返る。今回は6月。MLBでは例のない投打躍動、敗戦後のベンチでの振る舞い、乱闘中の紳士ぶりなどが話題になった。
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○衝撃の13K、最終108球目で外角なのに打者をのけ反らせた一球が「エグい」と話題
22日(日本時間23日)の本拠地ロイヤルズ戦では、8回2安打無失点でメジャー自己最多の13奪三振をマークした。最後の108球目、右打者エマニュエル・リベラに大谷が投げたのは138キロのスライダー。大きく曲がり、結果的に外角高めに収まった一球。それでもリベラはわずかに体をのけ反らせ、手が出ず。見逃し三振でファンは総立ちとなった。米メディアがツイッターに公開した動画には「これはエグいね」「この男は異常だ」などと米ファンも驚きの声を寄せた。
○1試合8打点、劇的3ランで二塁走者も思わずバンザイ…ネット笑撃「確信してるの草」
21日(同22日)の本拠地ロイヤルズ戦では、3安打2本塁打でキャリアハイ8打点をマークする大暴れ。3点を追う9回には、誰もが確信する15号同点3ランを叩き込んだ。これを目撃した二塁走者タイラー・ウェイド内野手は、走り出しもせずに両手をあげてバンザイ。仕事を忘れたかように喜んでいた。
MLB公式ツイッターが公開した動画に対し、日本のファンからは「セカンドランナーも確信万歳してるの草」などとコメントが書き込まれていた。前述した8回13Kの試合と合わせ、2日間で投打に圧倒的実力を披露。MLB公式サイトによると、打点が公式記録となった1920年以降、8打点をマークした翌日に2ケタ奪三振を記録したのはメジャー初。102年間で例のない躍動だった。
○敗戦直後のベンチで目撃された行動に米称賛 日本人も反応「めっちゃ喋れてる?」
球団ワーストの14連敗を喫するなど苦しんだエンゼルス。そんな中、気を吐いていた大谷の行動が注目を浴びた。0-2で敗れた14日(同15日)の敵地ドジャース戦、試合後はベンチで積極的に声をかけ、監督代行や同僚とコミュニケーションを取る姿があった。水原一平通訳の姿はないが、身振りも交えて会話。さらに、9回2死満塁で見逃し三振に倒れたマックス・スタッシが通ると声をかけ、何かを説明するような素振りを見せていた。
米スポーツメディア「FOXスポーツ」でアナリストを務めるベン・バーランダー氏が自身のツイッターに動画付きで投稿。「ショウヘイ・オオタニはリーダーだ」とつづり、米ファンからは「トラウトがこんなことやってるのは見たことない」「スタッシにバット振れって言ったのかな」「トラウトよりも声掛けしてる」などの声が寄せられ、日本人ファンからは「めっちゃ喋れてる?」と語学力にも注目が集まった。
○乱闘騒ぎで海外女性ファンも虜にした紳士さ「ハグしてた」
26日(同27日)のマリナーズ戦では両軍殴り合いの大乱闘が発生。大谷もベンチから飛び出したが、その振る舞いは実に平和的だった。興奮するマリナーズのピート・ウッドワース投手コーチを後ろからバックハグするように密集から抱え出し、ポンポンと胸を叩くようにして落ち着かせていた。ツイッター上の海外ファンからも「ショウヘイは両腕でハグをして乱闘を止めようとしていた」とコメントが上がったほか、女性ファンと思われるアカウントからも「彼は誰かを両腕でハグしていたみたいね」「嫉妬しちゃうわ(笑)。アメージングなハグをするでしょうね」などとコメントが書き込まれていた。
7月19日(同20日)のオールスターゲームには「1番・DH」で出場し、大投手カーショーからMLB球宴では自身初安打となる中前打を放った大谷。後半初戦の22日(日本時間23日)、ブレーブス戦で先発登板が予定されており、勝てばベーブ・ルース以来104年ぶりの年間2ケタ勝利&2ケタ本塁打を達成する。
(THE ANSWER編集部)