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新谷仁美、マラソン直前に「心穏やかに」3連発 事前会見で笑顔なし「それだけです」

一山「パリ五輪に向けた通過点」、松田「全て出し尽くす」

 一方、一山は「まだそんなに緊張していなかったけど、質問をいただいて緊張してきました」とニッコリ。昨年東京五輪では8位入賞を果たしたが、「(集団に)ついてギリギリで落ちた。ただ走るレースだったので、今回はパリ五輪に向けた通過点として、いろいろなレース展開で自分の存在感を出したい」と反省を口にしながら意気込んだ。


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 自己ベストは2020年3月名古屋ウィメンズでマークした日本歴代4位の2時間20分29秒(女子単独開催レースのアジア記録)。4月にワコールから資生堂に移籍し、拠点も夫の鈴木健吾(富士通)と同じ関東となった。今回は夫婦そろっての出場となる。

「怪我なくいつも通りのマラソン練習を継続することをやりきってきた。ただ周りの選手のペースにのまれて自分の走りができなくなるより、自分のやりたいように、好きなように入る方が自分のパフォーマンスが出し切れる。一つの通過点として失敗を恐れずに走りたい。私は1か月くらいアルバカーキで練習をしてきた。怪我なく順調に、大きな問題なく練習をつめたし、80%くらいはやりきれたかなと思います」

 松田は20年大会で2時間21分47秒の日本歴代6位(当時)の好記録で優勝。残り1枠だった五輪代表の最有力に躍り出た。しかし、同3月の名古屋ウィメンズで一山が松田の記録を上回って代表内定。あと一歩で五輪出場の夢が絶たれた松田は悔し涙を流した。21年名古屋ウィメンズは意地の優勝で嬉し涙。今年1月の大阪国際女子では、自己ベストを55秒上回る2時間20分52秒で優勝した。

「今できることを全て出し尽くして後悔のないレースにしたい。レース展開がまだ読めないので、スタートしてから前の選手にいけるところまでついて行きたい。早いペースでも遅いペースでも対応できるようなレース展開を考えながら練習メニューを組んでくれた。それを発揮できるようにしたい」

 5月10日から2か月間、米アルバカーキで高地トレーニング。標高1800メートルで鍛えてきた。今大会のコースは2か月前に試走。「1周目の後半にかけて上りが2つある。くねくねした道だと思った。私は上手くないので、スムーズにカーブを曲がれたらと思います。マラソンはやっぱり回数を踏んでも慣れない、厳しいものだなととても痛感させられる合宿だった。たくさんのサポートがあってここまで来られたので、感謝の気持ちを込めて走りたい」と心境を明かした。

(THE ANSWER編集部)




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