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「米フィギュア界へ天からの贈り物」 五輪王者チェンら大絶賛の17歳が今夜世界デビュー

フィギュアスケートの世界選手権は24日、男子ショートプログラム(SP)が行われる。北京五輪王者ネイサン・チェンを怪我で欠く米国勢でにわかに注目されているのが、イリア・マリニン。1月の全米選手権でチェンに次ぐ2位に食い込み、“4回転ゴッド(神)”の愛称を持つ17歳について、米メディアはそのキャリアをクローズアップしている。

イリア・マリニン【写真:Getty Images】
イリア・マリニン【写真:Getty Images】

世界選手権男子SPに登場するイリア・マニリンを米メディア特集

 フィギュアスケートの世界選手権は24日、男子ショートプログラム(SP)が行われる。北京五輪王者ネイサン・チェンを怪我で欠く米国勢でにわかに注目されているのが、イリア・マリニン。1月の全米選手権でチェンに次ぐ2位に食い込み、“4回転ゴッド(神)”の愛称を持つ17歳について、米メディアはそのキャリアをクローズアップしている。


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「イリア・マリニン、“4回転の神”は米フィギュア界への天からの贈り物のようだ」

 米放送局「NBCスポーツ」はこんな見出しの記事を掲載し、マニリンのキャリアを特集している。スケートを始めたのは6歳の時。母タチアナ・マリニナと父ロマン・スコルニアコフの両親ともに五輪2度の出場経験を持つウズベキスタンのスケーターで、コーチだった。「学校の後、バージニア州の施設に息子を連れて行くのはより簡単でよりお金のかからない方法だった」と伝えている。

 母のマニリナは「最初、私たちは真剣には考えていなかった。彼を職場に連れて行って、スケートさせていただけだった」と話したという。

 そんな17歳が驚かせたのは1月の全米選手権。6本すべての4回転ジャンプを着氷させ、2位に入った。五輪2度出場のジェイソン・ブラウンは「彼は異次元。米フィギュア界はイリアとともに明るい未来を持てて、とても幸運だよ」、同じく五輪2度出場のヴィンセント・ジョウも「イリアはスペクタクルだった」と語ったという。

 さらに、北京五輪王者のチェンもマリニンと同世代だった当時と比べ、「彼のクオリティと安定感は遥か先を行っている」と絶賛したという。

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