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野次に泣いた大坂なおみ “心の強さ”求める米メディア「彼女は戦う土俵にいない」

12日(日本時間13日)に行われたテニスのBNPパリバ・オープン女子シングルス2回戦で敗れた世界ランク78位の大坂なおみ(フリー)。試合中には客席から飛んだ心ない野次に涙を流すシーンがあり、大きな話題になった。2日が経過した14日(同15日)も、米国のメディア関係者から様々な意見が寄せられていた。

大坂なおみ【写真:AP】
大坂なおみ【写真:AP】

BNPパリバ・オープン2回戦で試合中に野次浴びる

 12日(日本時間13日)に行われたテニスのBNPパリバ・オープン女子シングルス2回戦で敗れた世界ランク78位の大坂なおみ(フリー)。試合中には客席から飛んだ心ない野次に涙を流すシーンがあり、大きな話題になった。2日が経過した14日(同15日)も、米国のメディア関係者から様々な意見が寄せられていた。


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 試合では第1セットを1ゲームも奪えずに落とし、第2セットも奮闘したが、4-6でストレート負けを喫した大坂。涙を流すきっかけとなったのは、第1セット第1ゲーム終了後。海外メディアによると、観客の女性が「ナオミ、最低」と叫び、大坂は主審に詰め寄った。試合は続行されたが、ベンチで涙を拭うシーンもあった。

 このシーンは海外でも大きな話題となり、4大大会の女子シングルス優勝18度のマルチナ・ナブラチロワ氏が「心が痛む」「(大坂は)どうにかして強くならないといけない」と語ったほか、男子の元世界ランク1位アンディ・マレーも同情しながら「準備して、耐えないといけない」などと話していた。

 米国のメディア関係者からも、様々な意見が集まった。米放送局「NBC」の系列ネットワーク「ピーコック」の情報番組「ゼルリーナ・オン・ピーコック」の公式ツイッターは、司会者ゼルリーナ・マクスウェル氏の動画コメントを紹介。「想像してみてください。仕事をするためにオフィスに入ると誰かから最低だと野次られる。これがいまナオミ・オオサカが直面していることです」と、大坂の心中を慮った。

 一方、米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のラジオ番組「FOXスポーツ・ラジオ」は、司会者ベン・マラー氏のコメントを紹介。「ナオミ・オオサカは世界で最も稼いでいる女性アスリート。この対応は全ての女性アスリートの印象を悪くする。野次に反応してしまうのなら他のことをしたほうがいい」と話したという。

 また米ラジオ局「Audacy」のスポーツ番組「ザ・ファン・モーニング・ショー」の司会者、コリン・ダンラップ氏も「あまり議論することではない。もしナオミ・オオサカが100列も上にいる客から『最低』と言われ感情的になっているのなら、彼女は世界を舞台に戦うための土俵にいないということだ」と語ったと伝えられており、野次をものともしない心の強さが大事という主張もあるようだ。

(THE ANSWER編集部)




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