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大坂なおみへの野次問題 マレーは「許していいの?」と同情も「これがスポーツの一部」

12日(日本時間13日)に行われたテニスのBNPパリバ・オープン女子シングルス2回戦で、大坂なおみ(フリー)はクデルメトワ(ロシア)に0-6、4-6で敗退した。試合中には客席から心ない野次が飛び、涙を流すシーンも。男子の元世界ランク1位アンディ・マレー(英国)は「こんなの許していいの?」と大坂に同情しつつ「準備して、耐えないといけない」とも語っている。

大坂なおみ(左)と元世界ランク1位アンディ・マレー【写真:AP】
大坂なおみ(左)と元世界ランク1位アンディ・マレー【写真:AP】

BNPパリバ・オープンで「ナオミ、最低」の野次

 12日(日本時間13日)に行われたテニスのBNPパリバ・オープン女子シングルス2回戦で、大坂なおみ(フリー)はクデルメトワ(ロシア)に0-6、4-6で敗退した。試合中には客席から心ない野次が飛び、涙を流すシーンも。男子の元世界ランク1位アンディ・マレー(英国)は「こんなの許していいの?」と大坂に同情しつつ「準備して、耐えないといけない」とも語っている。


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 第1セット第1ゲーム終了後、客席から大坂に向けて野次が飛んだようで、大坂は主審に詰め寄った。試合は続行されたが、ベンチで涙を拭うシーンも。第1セットを1ゲームも奪えずに落とすと、第2セットも奮闘したが、4-6でストレート負けを喫した。海外メディアによると、野次は観客の女性によるもので「ナオミ、最低」と叫ばれたという。

 英紙「インディペンデント」は「アンディ・マレーはナオミ・オオサカに同情するも、野次は『スポーツの一部』と話す」との見出しで記事を掲載。大坂に向けられた野次について、マレーは「私はいろんなスポーツを観戦しているが、これはテニスだけじゃない」と指摘。他競技でも「選手は侮辱的な言葉を浴びている」と観客のモラルに言及した。

「こんなの許していいの? っていつも思う。あなた(の職場)ではあり得ないよね?」とも語っているマレー。涙を流した大坂には「ナオミが動揺してしまったことは明らかだ」と同情しつつ、「でもこれがスポーツでいつも起きていること」とも語っている。

「だから思うに、これについて準備して、耐えないといけない。どのスポーツでも定期的に起きているんだから」とマレー。野次が飛んでくることも想定しておかなければならないと現実的な意見を口にしていた。

(THE ANSWER編集部)




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