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“フクヒロ”福島由紀、松本麻佑と急造ペアで国際大会へ HCが示唆「強いペアできる」

日本代表チームの副主将、女子チームの主将を務める高橋沙也加【写真:平野貴也】
日本代表チームの副主将、女子チームの主将を務める高橋沙也加【写真:平野貴也】

欧州遠征の2つのみどころとは?

 今回の欧州遠征は、大きく2つの見どころがある。1つは、東京五輪後の再出発を華やかに飾れるかどうか。2019年の世界選手権で金メダル2個を含む5種目すべてのメダルを獲得し、東京五輪でのメダル量産が期待されていたが、男子シングルス世界ランク1位の桃田賢斗(NTT東日本)が、まさかの予選ラウンド敗退。女子ダブルスで世界選手権を連覇している松本/永原も4強入りを逃し、メダルは、混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗が獲得した銅メダル1個のみだった。男女混合対抗戦のスディルマン杯は前回準優勝で目標は初優勝、男女の団体戦もトマス杯は前回準優勝で2014年以来3大会ぶりの優勝が目標、女子団体のユーバー杯は連覇を狙う立場にあり、強い日本を再証明するチャンスだ。

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 しかし、男子ダブルスの遠藤大由(日本ユニシス)、園田啓悟/嘉村健士(トナミ運輸)が代表を辞退するなど、若手への切り替えの時期でもある。女子ダブルスは前述のとおり負傷やコンディション不足で主力不在。次の大きな目標である2024年パリ五輪に向けた新戦力が、どれくらい台頭するかがもう1つの見どころだ。

 日本代表チームの副主将、女子チームの主将を務める高橋沙也加(日本ユニシス)は「もちろん、シングルスを取らないと勝負は厳しいというのはありますけど、ダブルスも強いと思っています。チームが一つになってやれば(日本は)強いと思うので、まずは、一人ひとりが、自分が出た試合は絶対に取るという気持ちで頑張りたいと思います」と意気込みを語った。これまでとは違った顔ぶれで臨む欧州遠征でどんな収穫を得られるか、期待される。

(平野 貴也 / Takaya Hirano)


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