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優勝賞金300万円 バドミントン、初の賞金大会「トップ4トーナメント」新設のワケ

バドミントンの国内リーグ「S/Jリーグ」は4日に墨田区体育館で最終日が行われ、男子はトナミ運輸が2年連続8回目、女子は日本ユニシスが2年ぶり5度目の優勝を飾った。男女の上位4チームは、新設される公式カップ戦「トップ4トーナメント」(3月24、25日、ゼビオアリーナ仙台)に出場する。

選手たちが「トップ4トーナメント」の会見に出席【写真:平野貴也】
選手たちが「トップ4トーナメント」の会見に出席【写真:平野貴也】

日本バドミントン協会主催の公式戦初の賞金大会、カップ戦新設の2つの意味とは?

 バドミントンの国内リーグ「S/Jリーグ」は4日に墨田区体育館で最終日が行われ、男子はトナミ運輸が2年連続8回目、女子は日本ユニシスが2年ぶり5度目の優勝を飾った。男女の上位4チームは、新設される公式カップ戦「トップ4トーナメント」(3月24、25日、ゼビオアリーナ仙台)に出場する。


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 カップ戦は日本バドミントン協会が主催する公式試合で初めて賞金が出る大会で、優勝賞金は300万円。女子で優勝した日本ユニシスの高橋礼華は、仙台の聖ウルスラ学園英智中・高を卒業しており、リオデジャネイロ五輪で金メダルに輝いた松友美佐紀とのダブルスペアを高校から組み始めた経歴を持っているため「自分たちの第二の故郷である仙台市で開催されるので、6年間お世話になった方たちの前で優勝できれば良いですけど、良い試合ができるようにチーム一丸となって頑張りたい」と意気込みを語った。

 トップ4トーナメントの新設は、2つの意味を持つ。1つは、来季から形式が変わるリーグ戦のプレーオフに相当することだ。今季はリーグ戦優勝とは別のタイトルとして設けられているが、国内最強チーム決定戦として、より注目度の高いプレーオフを設置することになる。今季の「S/Jリーグ」は、男女とも8チームの総当たりでリーグ戦を行ったが、来季は男女とも10チーム編成に変更し、5チームずつ2組に分かれて総当たり戦を行い、各組上位2チームがプレーオフに進むことになる。今季の1位、4位、5位、8位と新たなチームが同じリーグに入り、同2位、3位、6位、7位と新チームが別のリーグとなる見込みだ。

 従来の方式は、1敗が順位を大きく揺るがす状況だったため、日本代表選手の海外遠征と時期が重なる試合をどう乗り切るかが有力チームの悩みの種だったが、リーグの分割とプレーオフの新設に伴い、ライバルが半減した中で2位以上に入れば優勝を目指せるようになった。大会形式の変更に伴い、1チームあたりの試合数が7から4に減少。プレーオフに進んでも最大6試合となり、日本代表選手は負担減が見込まれる。プレーオフに重点を置いてピンポイントでチームに貢献できるようになるメリットがある。

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