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井上尚弥撃破は「可能だ」 ドネア勝利を米記者示唆「まだこの猟犬は狩りができる」

ボクシングのWBC世界バンタム級新王者に輝いたノニト・ドネア(フィリピン)が、WBAスーパー&IBF王者・井上尚弥(大橋)との再戦で勝利する可能性について米記者が語っている。ドネアは5月29日(日本時間30日)にノルディ・ウーバーリ(フランス)から王座奪取。早くも「まだこの猟犬は狩りができる」と期待を込めている。

ノニト・ドネア【写真:Getty Images】
ノニト・ドネア【写真:Getty Images】

井上尚弥VSドネアの再戦が実現したら…リング誌記者の見解とは

 ボクシングのWBC世界バンタム級新王者に輝いたノニト・ドネア(フィリピン)が、WBAスーパー&IBF王者・井上尚弥(大橋)との再戦で勝利する可能性について米記者が語っている。ドネアは5月29日(日本時間30日)にノルディ・ウーバーリ(フランス)から王座奪取。早くも「まだこの猟犬は狩りができる」と期待を込めている。


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 ドネアは、2019年11月のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝で井上に判定負け。再起戦はウーバーリから3度のダウンを奪って4回TKO勝ちを収めた。試合後は井上との再戦を望んだ38歳。米専門誌「ザ・リング」のライアン・ソンガリア記者は、米放送局の「CNNフィリピン」に解説者として登場し、ドネア勝利の可能性についてこう語っている。

「可能だと思います。初戦はかなりの接戦となり、深刻な左フックを着弾させて、イノウエは眼窩底を骨折しました。無敗の日本人スターにも脆弱性があり、人間であることを示しました。そして、118ポンド(バンタム級)でドネアがいかに危険なファイターか強調したのです。38歳ですが、先週の勝利でこの猟犬はいまだに狩りができることを人々も理解したでしょう」

 WBSS決勝では、2回に強烈な左フックで井上にダメージを負わせた。統一戦が実現すれば、5階級制覇王者のレジェンドにリベンジのチャンスがあると見ている。10歳の年齢差があるが、同記者は「ドネアの左フックを一度受ければ、どんなファイターもその瞬間、彼の年齢のことなど忘れてしまうでしょう」と規格外のパンチ力を強調。さらに、こう続けた。

「個人的には、ノニト・ドネアは118ポンド史上最大のパンチャーかもしれません。偉大なパンチャーといえば、ザモラ、カルロス・サラテもいましたし、ナオヤ・イノウエも話題にあがりますが、ドネアはその上位に位置すると思います。どんなパンチもトドメの一撃になるのですから」

 バンタム級では、WBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)とWBA正規王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)が8月に対戦予定。4団体統一を狙う井上は6月19日(日本時間20日)にIBF1位マイケル・ダスマリナス(フィリピン)と防衛戦を行う。ドネアと再び拳を交える日は来るのだろうか。

(THE ANSWER編集部)




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