錦織らと参戦のATPカップ 最年長ランカーが「異例」と語る、コロナ禍での国別対抗戦
代表チームの人数も最小限、監督は錦織のコーチが兼任「極めて異例です」
エアー代は片道6000豪ドル(約48万円)だったという松井。さらに代表チームのメンバー構成もコロナ禍ならではの制限があったという。
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「代表チームも最少人数になりました。5人目の選手も帯同できません。各個人の帯同コーチも1人で、今回は錦織選手のプライベートコーチが代表チームの監督になると聞いています。マックス・ミルヌイコーチです。国別対抗戦のデビスカップも歴代日本人が監督を務めているので、これは極めて異例ですね」
今大会には錦織圭(日清食品)も参戦するが、2020年シーズンから錦織のコーチを務めているミルヌイ氏が日本代表の監督を兼任。シングルス2試合とダブルスのオーダーなどを決めるようだ。
「実際に行ってみないとわからないことが多いと思います。理想通りの展開になるように全力を尽くします」
コロナ禍で日の丸を背負った戦いに挑む42歳のベテラン。オーストラリアの地で現役最長プレイヤーの矜持を示すつもりだ。
松井俊英(まつい・としひで)
1978年4月19日、千葉県柏市生まれ。42歳。ATPダブルスランキング世界207位。シングルスランキング802位。私立八千代松蔭中学卒業後、カナダ・トロントのノースビュー・ハイツ・セカンダリースクールで単身語学留学を経て、ブリガム・ヤング大ハワイ校卒業。2000年にプロ転向後、06年、10年にデビス杯日本代表に選出。世界46か国以上を転戦し、19年には41歳で現役選手として世界最年長のATPランカーとなった。2年連続でATPカップ日本代表にも選出されるなど実力は健在。オンラインサロンも展開中。
(THE ANSWER編集部)