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最近とにかく多い「子どもの食が細くて心配」の声 “たくさん食べられない子”卒業の3つのカギ

栄養・食事の観点からジュニア世代の成長について指南する、「THE ANSWER」の保護者向け連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」。プロ野球・阪神タイガースなどで栄養サポートを行う公認スポーツ栄養士・吉谷佳代氏が講師を務め、わかりやすくアドバイスする。今回は「食が細い子ども向けの『胃を元気に保つ3つのカギ』」について。

今回は「食が細い子ども向けの『胃を元気に保つ3つのカギ』」について【写真:写真AC】
今回は「食が細い子ども向けの『胃を元気に保つ3つのカギ』」について【写真:写真AC】

連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」第45回

 栄養・食事の観点からジュニア世代の成長について指南する、「THE ANSWER」の保護者向け連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」。プロ野球・阪神タイガースなどで栄養サポートを行う公認スポーツ栄養士・吉谷佳代氏が講師を務め、わかりやすくアドバイスする。今回は「食が細い子ども向けの『胃を元気に保つ3つのカギ』」について。

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 ここ数年、「子どもの食が細くて心配です」という保護者の声がとにかく多いのですが、合宿で彼らの食事の様子を観察すると、確かに「たくさん食べられない」選手がどの年代も少なくないと感じます。

 私たちが食べ物を「食べて」「消化する」までには、「口」「喉」「胃」と、大きく3つの関門があります。食べ物は、まず口の中で咀嚼され、少し消化されます。そして、喉を通り胃袋に到達。よく食べる選手を観察していると、食べ物をたくさん口に入れてもしっかり噛める力と、それを飲み込む力があると感じます。

 そして、消化・吸収を引き受ける「胃」が元気でないと、どんなに噛む力、飲み込む力があっても、たくさん食べられるようにはなりません。例えば夏バテもそう。暑さや緊張によるストレスで胃腸に元気なくなり、食べられなくなってしまいます。逆に胃が元気であれば、しっかり消化できるので、結果、食欲も上がってきます。

 そこで今回は、「胃」を元気にする方法についてお話しましょう。

 胃を元気に保つカギは、「十分な睡眠」「目覚めのスイッチ」、そして「腸活」です。

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吉谷 佳代

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

江崎グリコ株式会社で健康食品開発や、スポーツサプリメントの研究開発に従事。その傍ら、多くのアスリート、学生スポーツ、ジュニアへの栄養指導、食育イベントに携わる。2013年に独立。以降、ジュニアからトップアスリートまで幅広い競技の選手に対し、栄養サポートを行う。現在、プロ野球・阪神タイガース、実業団女子バレーボール・JTマーヴェラスのチーム専属栄養士。過去には、シスメックス女子陸上競技部(2015~2020年)、Bリーグ・西宮ストークス(2014~2017年)、自転車ナショナルチーム(2013~2018年)をはじめ多くのプロ選手やジュニア選手の栄養サポート実績を持つ。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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