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スマホ疲れに効果的、自宅でできる“目トレ” 子どもたちにプロ野球トレーナーが伝授

プロ野球、広島東洋カープの石井雅也ヘッドトレーナーとともに、球児の体と真剣に向き合う「THE ANSWER」の連載「球児の未来の身体を考える」。第10回は「室内でのビジョントレーニング」だ。新型コロナウイルスの影響で部活動は活動休止となり、外出も自粛を求められる中で、スマホやゲームなどで低下しがちな目の回復、機能を向上させるための方法とは――。目の疲れを抱えるビジネスパーソンも必見です。

スマホ疲れの目に効くトレーニングを紹介
スマホ疲れの目に効くトレーニングを紹介

ジュニアの親世代必見の連載「球児の未来の身体を考える」 第10回はスマホ疲れの目に効く「ビジョントレーニング」

 プロ野球、広島東洋カープの石井雅也ヘッドトレーナーとともに、球児の体と真剣に向き合う「THE ANSWER」の連載「球児の未来の身体を考える」。第10回は「室内でのビジョントレーニング」だ。新型コロナウイルスの影響で部活動は活動休止となり、外出も自粛を求められる中で、スマホやゲームなどで低下しがちな目の回復、機能を向上させるための方法とは――。目の疲れを抱えるビジネスパーソンも必見です。

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 新型コロナウイルスの影響で、スポーツを楽しむ時間がほとんどなくなってしまいました。外出も自粛の中で、室内でのスマホやゲームばかりでは目は疲労するとともに、機能も低下してしまいます。そこで今回はご両親と一緒に楽しみながら出来るビジョントレーニングの一つをご紹介します。

 その前に目の機能について簡単に分類すると下記の8つがあります。

・静止視力(一般視力検査)
・KVA動体視力(近づいてくる目標を見る能力)
・DVA動体視力(横に移動する目標を見る能力)
・深視力(前後の距離の差を認識する能力)
・瞬間視(短い時間で対照物を認識する能力)
・眼球運動(目標物に視線を合わせる能力)
・コントラスト感度(明暗を調整する能力)
・目と手の協応動作(目で捉えた目標に手で反応する能力)

 スマホやゲームばかりしていると、静止視力はもちろん、KVAやDVAだけでなく深視力や眼球運動などの能力も低下する傾向にあります。

【準備するもの:新聞紙、セロハンテープ】
 まずは、新聞紙を丸めて野球のボールより一回り小さいボールを100個ほど作りましょう。セロハンテープで周りを止めてください(赤・黄色・青などのビニールテープでも可)。

 これで準備完了です。

【基本姿勢】
 トレーニングする選手は、ゴールキーパーのように構えてください。コーチ(ご両親やパートナー)は選手から1.5mほど距離をとり向きあってください。

(エクササイズ1)
 ボール2個を片手でも、両手でも良いので、選手に向けて優しく投げてください。選手は両手でその新聞ボールを手の平で止めてください。これが基本パターンです。これをスピードや投げるところに変化をつけてトレーニングしてください。慣れてきたらボールの数を多くしてください。

(エクササイズ2)
 次は選手の視点を正面の一点に固定して、周辺視野でボールをタッチしてください。エクササイズ1と同じようにバリエーションを変えて難易度を上げていきます。死角に入ったボールをタッチできる感覚が出てくると面白くなってきます。またコーチが複数なら2か所からボールを投げるのも効果的です。

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石井雅也

1965年9月3日、広島県生まれ。株式会社広島東洋カープトレーナー部長、ヘッドトレーナー、日本プロ野球トレーナー協会会長。広島東洋カープ、エグザス治療院、JTサンダース、ピープル(現コナミスポーツ)競泳選手パーソナルトレーナー等を経て現在は広島東洋カープトレーナー部長。選手たちの体を支え、2016年からのリーグ3連覇に大きく貢献する。

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