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「なぜ農家を応援すべきか分かった」 廣瀬俊朗&伊藤華英と学んだ「食とSDGs」の意味

廣瀬さん、伊藤さんがイベント回顧「なぜ農家を応援すべきか分かった」

 最後に参加者からの質問コーナーが行われ、90分に渡ったイベントは終了。廣瀬さんと伊藤さんが取材に応じ、学びの詰まった1日を振り返った。

「SDGsのこういう視点がこういうイベントに出てくることはなかったので新しいし、面白かったです」と振り返ったのは廣瀬さん。伊藤さんも「牛のげっぷからメタンガスが出ると知らなかった。牛は高いお肉もあり、やっぱり美味しいのですが、環境という視点が入ってくると、食べたいものだけを食べるのではなく、自分の食生活が変わりそう。そういう視点が広まっていくといいなと思いました」と学びを得た様子だった。

「特に農業、農家をなぜ応援しなければいけないか分かりました。フードマイレージが高まっていると聞いて日本も変わらなければいけないところがある。自給自足じゃないですが、自分たちの国でつられているものを応援していく。ちょっと値段は高いかもしれないですが、できる範囲で意識することが大切」と伊藤さん。「お米は僕らラグビー選手も減らしているところがあったので見直していきたい」と廣瀬さんも頷いた。

 最近はSDGsという言葉が普及しているが、なぜSDGsに取り組むべきかという動機はまだ浸透していない。廣瀬さんは「一つは今回のように僕らみたいなアスリートをうまく使ってブリッジになればいい。SDGsは意外と身近なところからできることがあると知ってもらえるきっかけになる」と提案した。

 伊藤さんも「日本は平和で物が溢れ、食品ロスの問題もありますが、視野を広く持ってみると、地球という環境の上で生かされているという謙虚な気持ちになる気がします。今の環境を当たり前と思わず、何百年も地球を残すために必要なことが何かという意識が大切だと思います」と話した。

 このイベントは今後も継続し、5月に第2回が行われる。食と健康という課題について、廣瀬さんは「僕自身、美味しいもの食べるために生きていると思うことがあります。美味しいものをいい仲間と食べたい、そういう気持ちと行動が健康につながっていくのかなと思います」と意識を語った。

「運動など、健康にまつわる因子はあるけど、食事のウエートが一番大きいと私は思います」とは伊藤さん。「お腹が空くので、食事は誰もが意識する。運動を毎日するのは難しいけど、食事は毎日するので、そこに気を付けることが健康につながっていくのかなと思っています」と明かした。

(終わり)

【川口能活さん、第2回「スポーツ×食 オンラインセミナー」登場】

 5月14日午後5時から行われる第2回は元サッカー日本代表GK川口能活さんがゲストに登場。第1回に続き、伊藤華英さんをMCに迎え、橋本玲子氏と対談。ストイックで知られた川口さんが自身の食の習慣やこだわりを明かす。未来のトップ選手を目指し、スポーツに励む子供を育てる保護者から、指導者、スポーツ愛好家などを対象に「“炎の守護神”の現役生活25年を支えた食のこだわり」をテーマに1時間行われる。

 参加費無料、締切は今日12日まで。応募は「THE ANSWER」公式サイトから。(https://the-ans.jp/event/155625/

(THE ANSWER編集部)

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