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五輪3連覇の野村忠宏さん、「ポカリスエット ブカツ応援キャラバン」で高校生に特別レッスン!

柔道男子で五輪3連覇を達成した野村忠宏さん(ミキハウス)が10月14日に香川県立高松商業高校を訪問。全校生徒に自らの経験をもとに熱いエールを送り、柔道部員およそ30人には特別レッスンを行った。

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五輪3連覇の野村さんが特別レッスン、「ブカツ応援キャラバン」で高校を訪問

 柔道男子で五輪3連覇を達成した野村忠宏さん(ミキハウス)が10月14日に香川県立高松商業高校を訪問。全校生徒に自らの経験をもとに熱いエールを送り、柔道部員およそ30人には特別レッスンを行った。

 大塚製薬が企画する「ポカリスエット エールと、ともに。ブカツ応援キャラバン」の一環として実施。同校は、柔道部だけでなく、サッカー部、野球部、ハンドボール部など各スポーツの強豪校として全国的にも知られている名門だ。「史上初の五輪3連覇を成し遂げた野村さんの経験をお聞きし、生徒全員が自分のこととして捉えてほしい」という校長先生の思いから、生徒全員が講演会に参加した。

 1996年アトランタ五輪で金メダルを獲得。当時無名だった若者の名前が日本中に知れ渡った。野村伝説の幕開けだ。野村さんは柔道一家で生まれた。父は奈良県の天理高校柔道部監督(当時)、祖父は名門柔道場「豊徳館」の館長、叔父はミュンヘン五輪金メダリスト。野村少年は一本にこだわる柔道を叩きこまれた。

 アトランタから4年後のシドニー五輪では敵なしだった。大会前に全試合違う技で勝つと明言すると「一本背負い」、「肩車」、「大外刈り」、そして決勝では「隅落とし」と有言実行の戦いで五輪2連覇を達成した。

 その後、アメリカへ留学。2年のブランクを経て復帰し、2004年アテネ五輪でも金メダルを獲得。柔道史上初、アジア人初の五輪3連覇という前人未到の偉業を達成した。その後も更なる高みを目指して練習に取り組んだが、右膝前十字靭帯断裂など選手生命に関わる大怪我が相次ぎ、思うような結果を残すことはできなかった。

「悔しさで自分が変われる人間こそが本当に強くなれる」

「寂しい気持ちもあるし、清々しい気持ちでもあります」

 柔道を愛し、柔道に愛された伝説の男。柔道界の小さな巨人といわれた野村忠宏さんは、2015年の引退会見でこう話し、柔道人生に幕を下ろした。

 そんな柔道の世界で経験してきたこと、乗り越えてきたものを生徒達に伝えたいという野村さん。「私の人生だから同じように生きろとは言いませんが、これからみなさんがもっともっと勉強もしてスポーツもして、人として成長していく中で何かひとつでもプラスのことを感じてもらえるとすごく嬉しい」と話した。

 さらに、野村さんは夢や目標を持つこと、そこに向かってチャレンジすることが非常に大事だと話したが、それと同じくらい経験してほしいことがあるという。

「これから皆さんには、悔しさというものをどんどん経験してほしいと思う。なぜなら、本当に強くなれる人間、本当に大きくなれる人間というのは、悔しさを知っている。悔しさを感じてバネにできる。その悔しさで自分が変われる人間こそが本当に強くなれる」

「悔しさ」を経験してからの自身の考え方、取り組み方次第で成長の度合いが大きく変わることを熱く生徒たちに伝えた。

 講演後には、柔道部員に対してオリジナルでメニューを考えた特別レッスンを行った。野村さんは、弱かった自分が努力を重ねたことで金メダルを獲得できたという経験をもとに、実際に技をかけながら釣り手、そして代名詞でもある背負い投げなどの技術を惜しみなく披露。約1時間半の指導を行った。

「可能性は無限だけれども、時間というのは無限じゃない」

 特別レッスンを終えた野村さんは、最後に柔道部員たちにこのように話した。

「今の時代、夢や目標を持てない人、やりたいことが見えていない人がたくさんいる。でも、それを持つことがものすごく難しいことも知っている。私は柔道と出会って、その中で素晴らしい夢を持てた。それはラッキーだったと思っている。

 可能性は無限に秘めている。ただ可能性は無限だけれども、時間というのは無限じゃない。無限の可能性をもっと広げるために、そして将来につなげるために、今この高校生活という限られた時間の中で精いっぱい楽しんでほしい。

 今日の指導を参考にして、意識を変えて練習に取り組むことで、今後、自分伸びたな、強くなったなと感じられることがあると思う。それを結果として判断できるのが試合。まず身近な目標である11月の大会に向けて、今日から明日から意識を今以上に高く持って、チャレンジしてほしい。その結果を求めて一生懸命、頑張って下さい。これからみんなの活躍を耳にする機会が増えることを楽しみにしています」

 野村さんの熱い思いを受けた生徒たちにとっては、かけがえのない大切な時間となったに違いない。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

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