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アスリートの「セカンドキャリア問題」を考える 廣瀬俊朗の回想「もっと考えていれば」

セカンドキャリア支援は「本来はチームや協会が設計するべきこと」

 アスリートのセカンドキャリアを考える上で、チームやクラブのサポート体制はまだまだ整っていないのが現状だ。

 廣瀬さんは「現場はチームの強化のみとなっている場合が多い。その気持ちはとてもわかる」と理解を示しつつも、「本来はチームや、協会がきちんと設計するべきことだと思います。Jリーグさんなんかは進んでいるほうだと聞きますが、まだまだ進んでいない競技がほとんど。ニュージーランドでは協会が枠を作った。しっかりとした仕組みを作っていかないと、こうした問題は解消されないように感じています」

 セカンドキャリア支援へ力を入れる競技団体も増えつつある。だが、結局は当事者がどこまで次を考える意識を持てるかということも大きい。

 アスリートとしての経験が新たな場で生かせるかどうかもその本人次第だ。

「スポーツを頑張っていた人の視点が、新しい価値の提供につながるかもしれない。ただそれをするためには、アスリート自身が今までの価値観、経験を言語化できるようになる必要がある。それは自分ひとりでは難しいかもしれない。今まで関わってこなかったような人と対話したり、違う競技の人と交流したりすると、自分のコアになるものが見えてくると思っています」

 アスリートが培ってきた力を信じる廣瀬さん。輝いていた火が、新たなステージでも燃え続けられるようサポートしていく。

■廣瀬俊朗/THE ANSWERスペシャリスト

 1981年生まれ。元ラグビー日本代表キャプテン、日本代表キャップ数28。現役引退後、「ビジネス・ブレークスルー大学大学院」にて経営管理修士(MBA)を取得。ラグビーW杯2019では公式アンバサダーとして活動。試合解説をはじめ、国歌を歌い各国の選手・ファンをおもてなしする「Scrum Unison」や、TBS系ドラマ「ノーサイド・ゲーム」への出演など、幅広い活動で大会を盛り上げた。現在は、株式会社HiRAKU代表取締役として、ラグビーに限定せずスポーツの普及、教育、食、健康に重点をおいた様々なプロジェクトに取り組んでいる。2020年10月より日本テレビ系ニュース番組「news zero」に木曜パートナーとして出演中。

(THE ANSWER編集部・角野 敬介 / Keisuke Sumino)

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