フルタイム勤務の“経理スプリンター”が100m10秒38 業後に練習、夕食は22時…仕事も陸上も「限界が見えるまで」――森川雄太
陸上の日本選手権リレーは10、11日、MUFGスタジアム(国立競技場)で行われた。男子4×100メートル予選に出場した「復刻アスリートクラブ」の森川雄太は、普段はフルタイムで働き、経理を担当する会社員。仕事と両立させながら今季は100メートル自己ベスト10秒38を記録した。

「THE ANSWER 陸上PLUS|STORY」 日本選手権リレー
陸上の日本選手権リレーは10、11日、MUFGスタジアム(国立競技場)で行われた。男子4×100メートル予選に出場した「復刻アスリートクラブ」の森川雄太は、普段はフルタイムで働き、経理を担当する会社員。仕事と両立させながら今季は100メートル自己ベスト10秒38を記録した。
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29歳の“草アスリート”が、日本一を決める大舞台を駆けた。
兵庫を拠点に活動する社会人陸上クラブ「復刻アスリートクラブ」のアンカーを務めた森川は、国立で力強い走りを見せた。39秒87の組5着で決勝進出こそ逃したものの、資格記録が参加チーム中最下位(39秒95)のなかで、全体16チームで13位と健闘を見せた。
本職は朝9時から午後5時までフルタイムで勤務するサラリーマン。職場では経理を担当している。「そもそも陸上と結び付けた就職を考えていなくて。今は普通にデスクワークをやっています」と笑みを浮かべる。
平日の練習は週3回。仕事が定時で終われば競技場に向かい、残業がある日はジムに通う日々を送る。練習で帰宅が遅くなり、夕食が夜10時を過ぎることも日常茶飯事だ。
だからこそ、仕事と陸上を両立するには「楽しんでやるのが一番大事」と断言する。「しんどいはしんどいので。辛い出来事を乗り越えるには、やっぱり楽しいと思えるかどうかが大事」と、ハードな日々の中で競技を続けるコツを明かす。
自己ベストは今年7月の記録会で出した10秒38。さらなる記録更新をモチベーションに、今後も陸上を続ける。「限界が見えるまでは走りたい」。忙しい日常の中でも本気で走りを切り拓く“会社員スプリンター”の姿は、多くの社会人に勇気と刺激を与えるはずだ。
(THE ANSWER編集部・戸田 湧大 / Yudai Toda)
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