又吉克樹、新潟で示したプロの引き際「やめなきゃいけない」 8月に引退発表のワケ…後輩に突きつけた“覚悟”
プロ野球の中日とソフトバンクで投げ、NPB史上6位の通算173ホールドを記録した又吉克樹投手が今季限りで現役を引退し、25日には引退セレモニーに臨む。今春はメキシコ球界に挑戦し、その後は「2軍球団」オイシックスで投げた。独立リーグの選手がドラフト2位指名を受けたのも、FA宣言して移籍したのも史上初。道を作ってきたパイオニアは、なぜシーズン中の8月に引退を表明したのか。かつての自分と同じ境遇にある若い選手に、見せたかったものとは。

なぜ8月10日に引退発表? 若い選手に与えたかった「きっかけ」
プロ野球の中日とソフトバンクで投げ、NPB史上6位の通算173ホールドを記録した又吉克樹投手が今季限りで現役を引退し、25日には引退セレモニーに臨む。今春はメキシコ球界に挑戦し、その後は「2軍球団」オイシックスで投げた。独立リーグの選手がドラフト2位指名を受けたのも、FA宣言して移籍したのも史上初。道を作ってきたパイオニアは、なぜシーズン中の8月に引退を表明したのか。かつての自分と同じ境遇にある若い選手に、見せたかったものとは。
【注目】女性のバストは「激しく揺れている」 競技パフォーマンスに影響する可能性も…研究員が語る運動時の衝撃の大きさ(W-ANS ACADEMYへ)
「野球はいつまでもできるわけじゃないし、どこで線を引くかを常に考えなければいけない。自分で『ここまで』と線を引けるような立場まで持っていけたのは褒めてあげたいです。そしてやっぱり独立リーグ出身というのが、最後まで自分の中にあったと思うんです」
又吉のキャリアを振り返る上で、独立リーグでの1年間は欠かせない。沖縄から環太平洋大(岡山)を経て、2013年に四国アイランドリーグの香川で投げた。最初から、1年だけと決めての挑戦だったという。その年の秋には、中日からドラフト2位指名を受けた。今も昔も、独立リーグからNPBへ進める確率は決して高くない。その上で現状を見た時に、歯がゆさも感じるという。
「今、みんな勘違いしていると思うんですけど、独立リーグって僕が行った時は、野球にけじめをつけるところだったんですよ。『ここでダメだったら野球はやめる』と。でも今は、野球を続けるための場所になっているじゃないですか」
戦う場こそNPBのファーム・リーグとはいえ、オイシックスにも当時の自分のような立場の選手が集まる。初心を思い返しながら、又吉は言葉を重ねる。
「ダメだったらもう、野球からはパッと離れるという気持ちで1年間やりました。その覚悟が、後の13年につながった。独立の時に『来年、再来年もあるな』なんて考える余裕はなかったです。僕の野球観では、『野球がやれたらいいな』だけで、ダラダラやることはないんです。最後にそこをごまかすことは……できなかったですね」
当時の決意を13年後も守り通し、野球にしがみつくことなく自ら線を引いた。まだシーズンが続く8月10日の発表に踏み切ったのも、背中を見ているオイシックスの後輩たちに身をもって伝えたいことがあったからだ。
![[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト](https://the-ans.jp/wp-content/themes/the-answer-pc-v2/common/img/logo_c1.png)









