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冬季五輪の影…「滑ろうと思ったら雪がない」温暖化の脅威 水1本1000円、マック3000円の円安余波も直面――モーグル・星野純子

星野さんは物価高や雪不足など、冬季スポーツを取り巻く環境に変化を感じている【写真:松尾/アフロ】
星野さんは物価高や雪不足など、冬季スポーツを取り巻く環境に変化を感じている【写真:松尾/アフロ】

今季モーグルW杯が3か国で開催中止に

 星野さんがスキーと出会ったのは2歳の時。上村愛子さんに憧れて、小学6年生でモーグラーになった。五輪は14年のソチ大会に初出場し、左膝前十字じん帯の大怪我を乗り越えて、32歳で22年の北京大会に2大会ぶりに出場。25年12月に結婚し、36歳の現在は銀行員としてフルタイムで働きながら、休日にはスキーの活動も続けている。

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 長年、自然と共存してきたからこそ、深刻さを感じている。

「大会の1週間前くらいに現地入りしたらコースが野原のままで。人工降雪機もある程度、気温が下がらないと稼働できないので『滑ろうと思ったら雪がない!』ということもあった。スイス遠征は氷河で練習するんですけど、年々少なくなっていることが目に見えて分かった」

 今季、モーグルのW杯は9か国で開催予定だったが、3か国が中止に。12月のスウェーデン大会は財政難、3月のカザフスタン大会は運営上の理由により開催見送りが決まっている。他にも1月のアメリカ大会では雪不足により、会場が変更になっていた。

 大会の開催は選手にとっても重要。五輪前年からの2シーズンに獲得したポイントで争われる五輪の代表選考では、一つの大会で変動することもある。雪不足、賞金提供など、ホスト国にかかる負担も多いが「選手が可哀想……」と胸が痛む。

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