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台湾ベンチで発見、日本撃破の先輩マネた「ラッキーアイテム」 世界一で高校球界にも変化【野球U-18W杯】

初回、先制の適時打を放った張育豪【写真:羽鳥慶太】
初回、先制の適時打を放った張育豪【写真:羽鳥慶太】

プレミア制した不屈の先輩たちを見て、高校野球選手にも変化が

 昨秋プレミア12で優勝した直後には、台北市内で優勝パレードが行われるなど、国を挙げての大フィーバーとなった。そして高校野球の選手たちにも、大きな変化があったという。張育豪は「優勝した先輩たちを見ていると、どんなに強い相手でもあきらめずに戦い抜くことが重要だと学ぶことができました」と口にする。

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 プレミア12で、台湾の下馬評は決して高くなかった。それが初戦で韓国を6-3で破るなどして勝ち進み、東京ドームの決勝では主将の陳傑憲が3ランを放つなど、日本を4-0で下して初優勝の栄誉に輝いた。

 今大会、台湾は6日の米国戦で0-4、屈辱のノーヒット敗戦を食らっている。米国の先発左腕ボレモンには5回11三振と、手も足も出なかった。

 豪州戦に先発した王奕翔投手は、ボレモンの投球を見て驚いた。「体の大きさもそうだし、ストレートのコントロールやキレ、すべてのレベルが違いました」と自分との差をいくつも感じさせられたという。ただシュンとならないのが、世界一の偉業を成し遂げた先輩たちから受け継いだハートの強さだ。

 王奕翔は「他国の投手を見てマネして、自分に足りないところを強くして成長していきたいです」と力強く誓った。大会の中でも成長を続けていく、にぎやかな台湾代表。優勝を目指す日本との対戦はスーパーラウンドまでお預けとなるが、難敵になっておかしくない存在だ。

(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)

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