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“控えGK”のメンタル術 元日本代表が語る心構えとチームにもたらす影響

サッカーの世界において、GKは特殊なポジションだ。フィールドに立つ11人の中で唯一手を使える選手であり、自陣ゴール前に陣取りながら相手が繰り出してくる様々な攻撃を“最後の番人”としてはね返していく。

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東京VのGKコーチ土肥氏が語る“三番手”の使命と美学

 サッカーの世界において、GKは特殊なポジションだ。フィールドに立つ11人の中で唯一手を使える選手であり、自陣ゴール前に陣取りながら相手が繰り出してくる様々な攻撃を“最後の番人”としてはね返していく。

 技術だけでなく、ゲームの流れを読むための経験や精神面の充実が欠かせない彼らは、わずか1つのポジションを巡って、日頃からチーム内で熾烈なレギュラー争いを繰り広げている。フィールドプレーヤーであれば「10人」がレギュラーとして出場可能で、複数ポジションをこなすマルチな才能を発揮したり、負傷者が出た場合などの緊急時に本職ではない位置にコンバートされてプレーすることもあるが、専門性の高いGKではそうした例はプロの世界ではほとんどない。

 つまりGKはGKとして生き、たった1つのポジションを勝ち取るしかないが、チームを率る監督としては失点に直結するポジションだけに、一度レギュラーの選手を決めると、守備陣との連携構築も考慮して固定する傾向が強くなっている。GKの序列が崩れる時――それはチームが連敗などを喫して状況の変化が必要になった時、もしくはレギュラーGKが故障や累積警告などのアクシデントで離脱を余儀なくされた時など、チームにとってネガティブなアクシデントによるものが多い。

 自らのモチベーションを保ちながら、チームの和を乱さずに、いかにしてわずか1つのレギュラーポジションの獲得を目指していくのか。この難しいミッションを乗り越える方法論を、クラブでは正守護神の座を守りながら、日本代表では「第3GK」という立場を経験した土肥洋一氏が答えてくれた。メンタル面における現実との向き合い方は、多くのサッカー少年はもちろん、ビジネスマンが組織の中で直面する難問の答えにも重なるはずだ。

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土肥 洋一

東京ヴェルディ トップチームGKコーチ

日本サッカー協会公認A級コーチジェネラルライセンス取得

1973年7月25日、熊本県熊本市出身。
熊本県立大津高校卒業後、1992年にJFL日立製作所サッカー部(現J1柏レイソル)と契約。
2000年FC東京に移籍し、開幕戦より216試合フルタイム出場を果たす(当時のJリーグ記録)。
04年にはナビスコ杯MVP、Jリーグベストイレブンを受賞。
2008年東京ヴェルディ1969に移籍。2012年の現役引退後は、ヴェルディ育成GKコーチに就任。2014年9月よりヴェルディトップチームのGKコーチを務めている。
J1通算341試合出場、J2通算97試合に出場、Jリーグ功労選手賞も受賞している。
日本代表として国際Aマッチ4試合に出場。2006年ドイツW杯メンバー。

プロトレーナー木場克己氏とともに東京都国分寺市内で、アスリートらのコンディション調整、治療、指導などを行う「株式会社アスリートウェーブ」を経営している。

URL:http://athlete-wave.com/

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