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内村航平が「最強5人」の自負も…12年ぶり五輪団体金へ懸念材料とは

12年ぶりの五輪団体金メダルを目指す体操の男子代表5人が、今月4~5日の全日本種目別選手権後に出そろった。

代表が出そろった体操男子

 12年ぶりの五輪団体金メダルを目指す体操の男子代表5人が、今月4~5日の全日本種目別選手権後に出そろった。

 絶対エース内村航平(コナミスポーツ)、6種目に優れる加藤凌平(同)を軸に、床のひねり王子こと白井健三(日体大)、鉄棒や平行棒に自信を持つ田中佑典(コナミスポーツ)、つり輪の得点源となる山室光史(同)が名を連ねた。内村が「世界一の日本の最強の5人」と自負する強力布陣だが、懸念材料も1つ発生した。

 昨年秋に英国・グラスゴーで開かれた世界選手権で、日本男子は37年ぶりに団体を制した。現状、リオでも金メダル候補筆頭だが、6種目のうちあん馬だけは弱点種目になってしまった。世界選手権メンバーは1か国6人だったが、五輪は5人に減少。割を食う形で、世界選手権種目別あん馬銅メダリストの萱和磨(順大)が落選。スペシャリスト不在のまま、リオへ臨むことになってしまった。

 落下があるあん馬は、6種目の中でも各国間で差がつきやすい種目。金メダルを争う上で最大のライバルとなる宿敵・中国が得意にしており、低迷すれば思わぬ大差をつけられる恐れもある。日本は内村、白井、加藤が得意な床運動や跳馬、内村や田中が得点源の鉄棒などで出来るだけ稼ぎ、点が伸びづらいあん馬やつり輪をカバーするしかない。

 04年アテネ五輪は、「栄光の架け橋」の完璧な着地に象徴されるように、全員が大過失なく演技を通し、世界を制した。Eスコア(出来栄え点)を磨き、弱点を補って余りある5種目で再びの頂点を目指す。

【了】

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer



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