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ハンド強豪国から移籍、初めて知った日本人の温かみ 「地球の裏側」でフレヤ・ハマーが得た財産

敗戦後、チームメートと肩を組むフレヤ【写真:中戸川知世】
敗戦後、チームメートと肩を組むフレヤ【写真:中戸川知世】

なぜ日本に来たのか 「外に飛び出して何か新しいことを」

 世界3位の強豪国を飛び出し、なぜ日本に来たのか。求めたのは新たな刺激だ。

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「個人として、外に飛び出して何か新しいことをして、成長したかった。そして、他の世界や文化を見て、違ったハンドボールを経験したかった」。目的はもう一つ。「ヨーロッパの観点から、チームや日本のハンドボールの発展に貢献すること」。競技が盛んな欧州の技術や精神を持ち込み、日本に本場の風をもたらしたかった。

 来日後、驚いたのは練習から献身的な日本人の姿勢だ。その文化もデンマークとは違う。「日本は基本的に2~3時間と長くて、低い強度でやっている。休憩時間も長い。デンマークは1時間半くらいで、そんなに休憩はない。ただただ練習に打ち込んでいる」。どちらにもメリット、デメリットがあり、組み合わせることで“最高の形”になると感じた。

 来季も残留の意向を示す。「次のシーズンが私がここにいる主な理由になる。大きなゴールは優勝すること。来年の私の最大のゴールは、チームでさらに成長すること」。さらに「日本を楽しむことも!」と富山で過ごす日々も重要なポイントだ。

「富山には各季節にできる素敵なことがあるから堪能したい。自然も好きだし、デンマークにはあまりない太陽も浴びたい」。ハマーにとって富山、日本は単なる仕事場を超えた価値を有する場所になっている。

(THE ANSWER編集部・横田 美咲 / Misa Yokota)

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