13歳“天才少女”→16歳で電撃引退→復帰たった1年で新ヒロイン 世界女王アリサ・リウ、一躍金メダル候補の驚異的な歩み
フィギュアスケートの2024-25シーズンは、19日まで開催された国別対抗戦(東京体育館)で幕を閉じた。来年開催されるミラノ・コルティナ五輪のプレシーズンで、一気に女子の主役に駆けあがったのがアリサ・リウ(米国)だ。一度はスケートから離れながらも今季復帰。いきなり世界女王の座を手にした。五輪金メダル候補に一躍浮上。坂本花織(シスメックス)、千葉百音(木下アカデミー)ら日本勢との競演に来季も注目が集まる。

16歳で引退→今季復帰していきなり世界選手権優勝
フィギュアスケートの2024-25シーズンは、19日まで開催された国別対抗戦(東京体育館)で幕を閉じた。来年開催されるミラノ・コルティナ五輪のプレシーズンで、一気に女子の主役に駆けあがったのがアリサ・リウ(米国)だ。一度はスケートから離れながらも今季復帰。いきなり世界女王の座を手にした。五輪金メダル候補に一躍浮上。坂本花織(シスメックス)、千葉百音(木下アカデミー)ら日本勢との競演に来季も注目が集まる。
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19日の女子フリー。今季最終戦の大トリを飾ったリウはほぼノーミスの演技を終えると、リンクに寝そべるように倒れ込んだ。「めっちゃ暑かったんです。私はすぐオーバーヒートしちゃうみたい。氷の上に寝そべったのは私の戦略的計画ですね。冷たいから私のことを冷やしてくれると思って」。演技後の取材でお茶目にリアクションを説明した。
冒頭の3回転フリップから全てのジャンプに成功し、得点は150.97点。今シーズン最後の演技で自己ベストを更新する勝負強さを見せ、米国の優勝に貢献した。
「実のところ、優勝できるなんて私も信じられませんでした! 私のスケートをこれだけ好きでいてくれる人たちがいることに本当に感謝していますし、とても誇りに思っています。だからもっと努力しようと思えるんです」