[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

NBA知る渡邊雄太も「衝撃受けた」Bリーグの急成長 目標は世界2位、球宴で感じた日本バスケの可能性

バスケットボールのBリーグオールスターが19日まで2日間、千葉ジェッツの本拠地ららアリーナ東京ベイで開催された。連日1万人近くのブースターが集結。初日終了後には、米プロバスケットボール(NBA)と世界初の戦略的提携の基本合意が発表されるなど、Bリーグは創設9季目で著しい成長を見せている。NBAから今季千葉Jに移籍した渡邊雄太も、日本バスケの明るい未来に目を輝かせた。

球宴でダンクシュートを披露した渡邊雄太【写真:中戸川知世】
球宴でダンクシュートを披露した渡邊雄太【写真:中戸川知世】

りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2025 IN FUNABASHI

 バスケットボールのBリーグオールスターが19日まで2日間、千葉ジェッツの本拠地ららアリーナ東京ベイで開催された。連日1万人近くのブースターが集結。初日終了後には、米プロバスケットボール(NBA)と世界初の戦略的提携の基本合意が発表されるなど、Bリーグは創設9季目で著しい成長を見せている。NBAから今季千葉Jに移籍した渡邊雄太も、日本バスケの明るい未来に目を輝かせた。

【注目】育成とその先の未来へ 野球少年・少女、保護者や指導者が知りたい現場の今を発信、野球育成解決サイト「First Pitch」はこちら

「11年でこんなに変わるんだと衝撃を受けている」

 今季からBリーグに加入した渡邊が唸った。チケットは2日とも予定販売数に即到達。昨年4月竣工の新アリーナには計1万9054人が集まった。グッズ売り場には開場前から500人を超える行列。2013年に尽誠学園を卒業後、昨年まで大学、NBAとずっと米国を主戦場としてきた渡邊は「日本のバスケがメジャースポーツになってきた」と肌で感じた。

オールスターに出場した渡邊雄太と比江島慎(右)【写真:中戸川知世】
オールスターに出場した渡邊雄太と比江島慎(右)【写真:中戸川知世】

 創設9季目のBリーグは18日、NBAと世界初の戦略的提携の基本合意に達したと発表。エリート育成のため、Bリーグのチームや選手がNBA、NBA Gリーグのイベントに参加する機会を創出することなどを企図する。長年日本代表を牽引し、豪州やNBAサマーリーグで海外挑戦経験もある比江島慎(宇都宮)は「ついにそこまで日本バスケ界も注目してもらえるようになったか」と感慨深げに頷いた。

 世界最高峰NBAに次ぐ世界2位を目指すBリーグは、2030年までにNBA選手を5人輩出する目標を掲げる。今季、河村勇輝がグリズリーズでデビューして第1号に。比江島は「バスケの質は年々間違いなく上がっている。外国籍選手の質も明らかに上がり、それと同時に日本人の質も上がっている。これを継続していけば、河村選手みたいにNBAに挑戦できる環境も整う」とさらなる発展を期待した。

オールスターに出場したマット・ボンズ【写真:中戸川知世】
オールスターに出場したマット・ボンズ【写真:中戸川知世】

 目覚ましい成長は外国籍選手の目にも明らかだ。フランスやベルギー、豪州などを渡り歩き、2020年からBリーグでプレーする米国出身のDJ・ニュービル(宇都宮)は「世界が日本のバスケに一目置き始めている」と証言。同じく米国出身でデンマーク、フランスを経て日本で6季目となるマット・ボンズ(大阪)も「来日当初からレベルがかなり上がり、タフなリーグになった」と実感している。

 欧州と比べてより速く、展開が激しい日本バスケに外国籍選手のフィジカルが加わり、競技力を高めてきたBリーグ。昨季のB1、B2を合わせた来場者数は429万1816人で前年比41%増と著しい盛り上がりを見せる。今年は神戸や名古屋、都内にも収容数1万人以上の新アリーナが開業予定。渡邊は「世界的にも人気なリーグになっていくんじゃないか」と広がる可能性にワクワクを隠さなかった。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
CW-X
ABEMA 学割
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集