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日本野球は「ジーンズと似ている」 東京のバッティングセンターも体験、米MLB記者が感じた魅力

プレミア12を取材したマイケル・クレア記者【写真:本人提供】
プレミア12を取材したマイケル・クレア記者【写真:本人提供】

日本野球の魅力は「ジーンズと似ている」

 今回の来日では、侍ジャパンだけでなく巨人やDeNAのユニホームも購入したクレア記者。日本野球の魅力を聞いてみると、「ディテール(細部)へのこだわり」という答えが返ってきた。引き合いに出したのは、東京で入手した日本製のデニムジャケットだ。

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「侍ジャパンを見ていると、とてもチーム野球だと感じる。守備も走塁も全てが重要で、小さなことまできっちりこなしている。ジーンズと似ていて、日本でジーンズを買うと、ディテールまでこだわっていることがわかる。侍ジャパンも同じ。日本は420フィート(約128メートル)の特大ホームランと同じぐらい、些細なことへの心配りも大事にしている」

 同じ野球という競技でも、各国で育まれてきた文化は違う。そしてその差異こそが、国際大会を面白いものにしている。「常に上達したいと思っているアスリートにとっては特に、新しい人と出会い、新しいことに触れ、新しいことを学べるのは素晴らしいこと」と同記者。今大会に出場した米国の選手やコーチも、日本のプレースタイルや練習方法に興味津々だった。

 ドジャースの大谷翔平や山本由伸ら、メジャーで活躍する日本人選手の影響も大きい。「米国にはショウヘイの構えで打席に立つ子どもたちもいるんだ。憧れの選手は真似したくなるもの。ヤマモトを見て、『スプリットはどうやって投げている? スライダーは?』と質問する投手も間違いなくいる」。クレア記者はそんな国際交流に明るい光を見い出す。

「それが野球をより良くし、世界を少し小さくするんだ」

 クレア記者は大会期間中、東京・新宿区の野球居酒屋「あぶさん」を訪れるなど、日本の観戦文化を体験しようとした。コンビニではたまごサンドを中心に様々な味にも挑戦。野球少年に戻り、日本のバッティングセンターで汗を流す姿からは、異国の優れた部分を肌で感じ、吸収したいという熱い想いが溢れていた。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)

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