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阿部一二三が「30年に一人の逸材」の理由 恩師が説く「プレースタイルと肉体」論

岡田隆氏(左)が阿部の肉体的才能について語った【写真:荒川祐史】
岡田隆氏(左)が阿部の肉体的才能について語った【写真:荒川祐史】

真似をしても阿部一二三にはなれない、大事にしたい「守破離の精神」

 子どもたちは、最初のうちはスター選手のプレーを真似しながら、成長していきます。しかし、真似を続けていても、自身のポテンシャルは最大化できません。逆に体に合わないことを続けていては、技がかからないばかりか、いずれは体が壊れてしまう。阿部一二三選手の豪快な技を、見よう見まねで真似しても、阿部一二三選手のようになれないのは、感覚的にはわかりますよね。骨格、それに付く筋肉、柔軟性、それを操る神経系、すべてが一緒であることはあり得ませんので当然なのです。ですからある時点から、真似事を追従するのではなく、自分の個性を生かすプレーを探求することが大切になってきます。

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 そして、思い通りに成長できない自分をダメな人間だとか、力が足りない、劣っているなどと卑下しないでほしい。「順位」という結果にとらわれすぎるのは悲しいこと。なぜなら、競技を続ける意味は、自分の可能性を追求するところにあると思うのです。

 自分の体には自分にしかない個性があります。柔道であれば、井上康生さんの内股は100点満点かもしれません。しかし、85点の内股のどこが悪いのでしょうか? 内股が85点なら崩しや連絡技で120点取れる選手になればいい。そう考えられなければ、チャンピオン以外、スポーツをやっている意味が持てないという悲しいことになってしまいます。

 大事なのは、守破離の精神。憧れの人やライバルよりも、もっといい技がクリエイトできるかもしれないという面白さ、可能性をぜひ探求してほしい。そこに楽しみを見い出せれば、一生、スポーツを楽しめると思います。

<岡田隆氏の新刊「無敵の筋トレ食 栄養で筋肉を仕上げる!」>

筋トレ本が著者累計100万部突破。初の食事本。「朝・昼・晩の食事は、1日3回分の筋トレだ!」。ダイエッターから筋トレ中上級者まで、つらくない、我慢しない、無理なく続く、無敵の食べ方、食事管理術。

<内容>
はじめに 戦略的食事のインパクトは、筋トレを凌駕する
序章 知識もある。トレーニングもしている。しかし、なぜ肉体改造に失敗するのか
第1章 無敵の筋トレは食事に始まり食事に終わる
第2章 食べて絞る! 栄養で筋肉を仕上げる食事改革
第3章 筋肉を「盛る」、脂肪を「削る」ベスト食材
第4章 超実践的! 無敵の筋トレ食
第5章 それでもカラダが変わらない人へ
第6章 食事で変わる筋トレと人生の質

https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008223.html

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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岡田 隆

1980年、愛知県生まれ。日体大准教授、柔道全日本男子チーム体力強化部門長、理学療法士。16年リオデジャネイロ五輪では、柔道7階級のメダル制覇に貢献。大学で教鞭を執りつつ、骨格筋評論家として「バズーカ岡田」の異名でテレビ、雑誌などメディアでも活躍。トレーニング科学からボディメーク、健康、ダイエットなど幅広いテーマで情報を発信する。また、現役ボディビルダーでもあり、2016年に日本社会人ボディビル選手権大会で優勝。「つけたいところに最速で筋肉をつける技術」「HIIT 体脂肪が落ちる最強トレーニング」(ともにサンマーク出版)他、著書多数。バズーカ岡田公式サイトhttps://bazooka-okada.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビューや健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌などで編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(共に中野ジェームズ修一著、サンマーク出版)、『つけたいところに最速で筋肉をつける技術』(岡田隆著、サンマーク出版)、『カチコチ体が10秒でみるみるやわらかくなるストレッチ』(永井峻著、高橋書店)など。

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