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村上茉愛は絶対女王バイルズに勝てるか 体操界異例の“ママさん選手”も要注目

カタール・ドーハで25日に開幕した世界体操2018も大詰め。1日は個人総合、そして翌2日からは種目別の決勝が行われる。女子はリオデジャネイロ五輪後の休養から復帰した金メダリスト、シモーネ・バイルズ(米国)が出場。全米選手権で金メダルを総なめしたバイルズに、村上茉愛(日体大)はどう挑むべきか。「THE ANSWER」では元日本代表の岡部紗季子さんに世界、そして日本を牽引する2選手について語ってもらった。

シモーネ・バイルズ(米国)と村上茉愛の対戦に注目が集まる【写真:Getty Images】
シモーネ・バイルズ(米国)と村上茉愛の対戦に注目が集まる【写真:Getty Images】

元日本代表岡部紗季子さんに聞く、日本のエース村上と女王バイルズの凄さ

 カタール・ドーハで25日に開幕した世界体操2018も大詰め。1日は個人総合、そして翌2日からは種目別の決勝が行われる。女子はリオデジャネイロ五輪後の休養から復帰した金メダリスト、シモーネ・バイルズ(米国)が出場。全米選手権で金メダルを総なめしたバイルズに、村上茉愛(日体大)はどう挑むべきか。「THE ANSWER」では元日本代表の岡部紗季子さんに世界、そして日本を牽引する2選手について語ってもらった。

 世界体操も終盤。女子は1日に個人総合、そして翌2日からは種目別の決勝が行われる。各種目とも米国の主軸となった選手に注目が集まるが、なかでも、2016年リオ五輪での女子個人総合をはじめ4個の金、1個の銀メダルを獲得したバイルズが圧倒的強さを見せる。

「リオ五輪後に休養していたバイルズ選手は、今年に入り大会に復帰。全米選手権で全種目トップのスコアを叩き出しての今大会出場です。しかも、リオ五輪当時よりも技の数を増やしている。2年間のブランクをまったく感じさせません。彼女の強みは、パワーとスピードを備えた並外れた身体能力です。例えば、ゆか。ゆかは90秒間、全力疾走する感覚の体力的にも非常にキツイ種目。多くの選手が、体力が十分にある最初のタンブリングに大技を持ってきますが、バイルズ選手はここでムーア(後方伸身2回宙返り2回ひねり)という、最高難度の技を入れてきます」

 体操の技はA~Iまで9段階の難易度があり、Aは0.1、Bは0.2、Cは0.3……と難易度が1上がることに0.1ポイント増える。バイルズのムーアは最高のI難度。これだけで、0.9ポイントがつく。

 対する日本のエース、村上もゆかを得意とする。決め技はシリバス。バイルズと同じく後方2回宙返り2回ひねりの技だが、村上は伸身ではなく抱え込みで行う。「アクロバット系の技は、同じ構成でも姿勢により、抱え込み、屈伸、伸身の順に難易度が上がる。シモーネはさらにシリバスも、タンブリングの一つに入れてきます」と岡部さんは語る。

 Dスコア(演技価値点)で換算すると優勝できるだけの技を持ち、しかも質が良く、成功率も高い。果たして、村上に勝機はあるのか。

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岡部 紗季子

 1988年5月16日、東京都生まれ。朝日生命体操クラブ出身。4歳で体操を始める。02年、ナショナルチームメンバー初選抜。明大では2大会連続ユニバーシアード代表に選出。得意種目はゆか。

 引退後は明大コーチを経て、体操教室で指導を行う。TBS系「KUNOICHI」でも活躍。自身のインスタグラムでは街や海など様々な場所で逆立ちやバック転などアクロバティックな技を披露し、人気を博している。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌、フリーランスを経て編集ユニット、Lush!を設立。インタビューや健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌、WEBなどで編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(共に中野ジェームズ修一著、サンマーク出版)、『つけたいところに最速で筋肉をつける技術』(岡田隆著、サンマーク出版)、『肩こりには脇もみが効く』(藤本靖著、マガシンハウス)、『カチコチ体が10秒でみるみるやわらかくなるストレッチ』(永井峻著、高橋書店)など。

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