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「予算ありき」の事業では続かない バドミントン理事・池田信太郎が挑むスポーツの社会的価値向上

閑古鳥が鳴くバドミントン国内大会、運営改善へ「課題は明確」

 しかし、国内大会の全日本総合では選手の棄権情報が直前まで明らかにならず、不自然なシードで実力上位者が早期に潰し合い、ファンの不評を買った。S/Jリーグは、どの席を買えば、どのチームが見やすいか等の情報が不明であるなど、観戦に訪れるファンが対価として十分な楽しみを得にくい状況が改善されず、試合の質が競技の盛り上がりに生かされていない。

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 池田理事は、環境再整備の必要性を強調。次のように改善を誓った。

「大会運営の課題は明確で、収益が必要。現状は、大会をやればやるだけ赤字。デジタル上のコンテンツで余暇を過ごす人が増えるなか、会場に足を運んでもらうように、ファンに行動変容をしてもらわないといけない。今は『行けばたくさんの試合をやっている』状況だけど『この試合が見たい』とならないと難しい。まずは、30万人のバドミントンユーザーの5%でいい。すでに競技を好きな人が見たくなる試合(環境)をどれだけ作れるか。今年は、再設計に着手できる。理事として厳しく、管理・監督したい」

 池田理事は、現役引退後に外資系コンサルを務めた。スポンサードによるブランド認知等、スポーツが持つ社会的価値の可視化を図り、アイデアを提供してきたキャリアを持つ。スポーツを通じた共感の和を作り、ファンが足を運び、スポンサーが集まる大会、組織への改革が期待されている。

(平野 貴也 / Takaya Hirano)

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