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錦織、世界ランク7位にダウン「トップ5陥落」で失う意外な“恩恵”とは

意外な懸念はホスピタリティ? 練習コート使用の優先順位などさまざま

「7位ということになると、よほど大会を選ばないと第1シードはないでしょう。決勝までによりランキングの強い相手と当たることになります。加えて、細かい部分ではいろいろな制約を受ける可能性があります」

 そう言って、綿貫は意外な懸念材料を明かした。

「大会に応じて、世界ランク4位や5位までに与えられるホスピタリティがあります。例えば、練習コート使用の優先順位や会場への送迎などです。トップシードの選手には専属ドライバーが大会から用意されます。しかし、ランキング次第では自分で試合後に車を用意することになります。

 グランドスラムでは細かく規定されていますし、シード選手とそれ以外で対応が全く違います。ホスピタリティの線引きはそれぞれの大会によります。8位や10位という部分もあります。ツアーを戦う上で細かい部分での影響はあるかもしれません」

 世界トップ4に用意されていた特別待遇の恩恵は、順位を下げることで失う可能性もあるという。今後は24日開幕のバルセロナ・オープン(スペイン)に出場予定の錦織。ランキング再浮上へ、挽回に注目したい。

【了】

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer



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