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19年ぶりにBMXフラットランドが復活 内野洋平が解説するX Games日本開催の意味

様々な競技が同時に行われる「X Games」、内野は「僕たちの強みはグループ感。そういう絵が描けるのが一番いいと思う」と語る【写真:荒川祐史】
様々な競技が同時に行われる「X Games」、内野は「僕たちの強みはグループ感。そういう絵が描けるのが一番いいと思う」と語る【写真:荒川祐史】

「僕たちの強みはグループ感」 ストリートスポーツが持つ独特の仲間意識

 五輪競技に採用されたのはスケートボードとBMX(フリースタイル)だったが、この2競技だけではなく「ストリート業界全体が盛り上がっている」点にこそ、“ストリート業界”の真髄が詰まっているようだ。内野は言う。

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「ストリート業界には1つのジャンルとして『全員で上がっていこうぜ』というスタイルがあって、その中でどれか1つの競技が注目を浴びれば他の競技も自動的に盛り上がっていく。僕たちの強みはグループ感。そういう絵が描けるのが一番いいと思います。だから、五輪競技じゃない競技にも大きな影響がある。今回開催されるのがスケボーだけの大会じゃなくて、X Gamesっていうのがいいんですよ」

 4月22日から3日間、千葉・ZOZOマリンスタジアムが舞台となる「X Games Chiba 2022 Presented by Yogibo」では、スケートボード、BMX、Moto Xの3競技10種目を開催。観客にとっては、1つの会場で3競技が楽しめるというお得感満載のイベントでもある。

 内野の「野球を観に行ったら隣でサッカー、向こうでバスケットボールをやっていて、それが全部同じチケットで楽しめちゃうようなもの」という喩えは言い得て妙。「他のスポーツではあり得ないことだろうけど、これが僕らのカルチャー。球技という枠組みがあるように、ストリートという枠組みの中でメチャ仲がいいんですよ」と少し誇らしげに話す。

 ストリートスポーツが五輪競技になる前は、「X Games」がストリートスポーツにとっての五輪とされていた。それぞれの競技で規模の大きな世界大会はあるが、「X Gamesはテレビで視聴する人の数、メディアの数、観客の数、すべてにおいて規模が違う、一番夢のある舞台なんです」。

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